【d！】宇宙人にさらわれた。２ (ページ11)

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なぁ、俺は？ページ11

sha「なぁ、何で？何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で？」

「なんで、待ての出来ないやつが特別で、俺は特別じゃないん？俺は、俺の頑張りは何だったん？」

「やから、俺我慢すんのやめた。Aが止めてって言っても止めへんから。」

グッと、包帯越しに、彼が私の傷を押した。

『ぁ゙っ、ぁ゙ぁあ、ぃ゙っっっ』

痛い、痛い痛い

強烈な痛みが、私の肩を刺す。

痛みに出た涙で、彼の顔が曇っていく。

それでも、初めて見る恍惚そうな表情が彼の顔に浮かんでいた。

sha「はは、は、あははは！最初からこうすれば良かったんや。」

「あ、あぁA可愛い、かわええな。やっぱり泣いてるお前が一番可愛い。」

肩が熱くて痛くて、傷が開いているのが、自分でも分かる。

ビリビリっと服を破られて、包帯が完全に露出する。

sha「あ、黄色やん。」

何が？何て思って、私はすぐに思い出す。

あぁ、下着。

sha「えへ、嬉しいな〜。俺のイメカラ着てるやん。」

先程まで私を射殺さんばかりの視線が、急に温かみを持ち始める。

少しだけホッとしたのと同時に、黄色じゃなかったらどうなっていたんだろうと、余計な想像が頭をめぐり、後悔した。