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そんな私を見て副社長と阪本さんは、
一斉に笑い出した。
滝「あははっ、ちょっと阪本さん、本気にしちゃってるから」
阪「まじっすか？俺演技力あるのかな」
滝「ひどい大根芝居でしたよ。笑」
阪「ええー？手厳しいなあもう」
滝「ていうか阪本さん留学したかったの？今更大学に通って3年間も勉強できる？」
阪「あー無理ですね。いいっすよ、俺は一生現場で」
『あ、あの…』
二人の楽しそうな掛け合いに
なんとか入り込めば、
てことで、と阪本さんがこちらを向いた。
阪「蒼山亡き後もあいつらのことは俺がいるから大丈夫だ。とにかく後悔しないように、真剣に自分の気持ちと向き合え。以上。」
『…はい、ありがとうございますっ』
どこまでも恵まれていると思った。
やりがいのある仕事も、
囲まれる人たちとの関係性も。
それらに感謝をしながら、頭を下げた。
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午後のレッスンに向かう最中、
ばったり蒼山さんに出会した。
あちらも俺を見て少し驚いたように、
リチャードくん、と口にした。
最近、何かに悩むような
元気がないような雰囲気を感じる。
晶哉との会話も明らかに減っているし。
けど俺が聞くようなことでも…
と特に触れずにすれ違おうとすれば、
あの、と引き留められる。
『ん？どうかした？』
A「……アメリカってどんなところですか？」
『は？』
思いもよらない質問に
すっとんきょんな声を出してしまう。
え、なんでいきなりアメリカ？
ていうか俺、生まれも育ちも日本やねんけど…。
と色々な疑問を浮かべているうちに、
蒼山さんがハッとしたように頭を下げた。
A「すみません、いきなり変なこと聞いてしまって！では失礼しま、」
『え、あ、ちょっと待って！』
A「え…？」
考えたらこんなふうに仕事以外の話をするのは
初めてだと思う。
多分お互いドライな性格だから、
用がない限り会話しない、みたいなところはある。
けど、そんな蒼山さんが、
俺に話しかけてきた、ということは
よほど大事な何かがあるんじゃないだろうか。
それがなぜアメリカなのかはさっぱり謎だけど、
俺にできることがあるなら、と思った。
『…とりあえず色々でかい。食べ物も、服も、国の面積も。あと、ハンバーガーは美味かったはず。』
A「…はい」
『……ごめん、引き留めたくせにこれくらいしかわからん』
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はっすんLOVE(プロフ) - 大橋和也推しですがAぇ! groupの中ではさのちぇ推しです！キュンキュンがとまらなくて、あっという間に読んでしまいました！こんないい作品と出会わせていただき本当にありがとうございました！！ (11月22日 23時) (
レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - まさやちゃんさん» ありがとうございます！ベタ惚れ年下わんこまさやを楽しんでいただけて嬉しいです！！ (2022年11月23日 11時) (レス) id: 448ad39150 (このIDを非表示/違反報告)
まさやちゃん - よすぎました。実際に私はまさや担でありまさやより7歳上です。設定は5歳差だけどまさやちゃんと年の差の女性のはなしですごく入り込んで読めました。 (2022年11月18日 15時) (レス) @page50 id: ae4eb103cc (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ちいさん» 素敵なコメントありがとうございます！自分の中の佐野くんイメージを詰め込んでいたので、そのようなお言葉をいただけて今とても安心しているのと、とっても嬉しいです( ; ; ) 今後また別のお話で出会えますように…！ (2022年3月13日 21時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 完結おめでとうございます！可愛らしさや真っ直ぐな純粋さが詰まった佐野くんに魅了されて、キュンキュンしながら読んでいました！また、他にも素敵な作品が読めること期待しております！ (2022年3月13日 21時) (レス) @page50 id: 40fb126c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2022年3月7日 14時
