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そして未だ静かなままの晶哉に
声をかけてみる。
『おーい晶哉、どーしたん？』
呼びかけにゆっくりと振り向いた晶哉は、
大「うえぇっ、大丈夫か！？」
佐「リーダー、大晴くんんんん、俺もう無理やぁぁ」
『わ、ちょっ、鼻水つけるなばか！』
佐「うおぉぉぉぉ…」
キモいくらいに泣いてた。
仕方がないので何があったのか話を聞く。
佐「…で、それ以来Aさんが俺のことめちゃくちゃ避けるようになって…
最初は俺も意地張って同じように避けてたけど、最近はもうそれも寂しすぎて無理っていうか…とりあえず辛い…」
『そんなことになってたんか…ドロドロやん』
聞いた話が本当なら
ドラマ撮影よりよっぽどドラマだ。
こんな身近でそんなことが起きていることに
かなり驚きがあった。
しかし大晴はどこかテンションが上がっていた。
大「てかそれ、晶哉めっちゃチャンスやん！」
佐「え？」
大「Aさんは嫉妬で怒ってるんやろ？そんなんもう、晶哉のこと好きってことやん！」
『え、そうなん？ついにブチギレて本気で晶哉のこと嫌いになったんやと思ったけど、』
大「ばか、言葉選べって…」
『あ…すまん…』
佐「…ええよ。俺もリーダーと同じ考えやから」
そう話す晶哉は弱々しく笑うけど
どこか抜け殻みたいだった。
さらに厄介なのは誠也くんも絡んでることで、
メンバー間での揉め事は避けたかった。
Aさんは何を考えているんだ。
俺はそれがよくわからなかった。
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3人といた控室を出て、
ひとり休憩スペースにいた。
佐野くんに特別な感情を持ってしまった今、
意図的に距離を取るようにしていた。
そうしないと仕事に支障が出ると思ったから。
というか、私はこのまま
彼らのそばにいていいのだろうか。
そう真剣に悩み始めていた私に、
その話はタイミングよくやってきた。
『留学、ですか？』
「そう、蒼山さんには3年間アメリカで経営学を学んできてほしい」
驚きすぎて言葉が出ない私を見て、
滝沢副社長は少し面白そうだ。
あのあと急に阪本さんに呼ばれたと思ったら、
副社長の元に人事部長と一緒に集められた。
滝「なんで私が、って顔してるね」
『すみません…でも、はい。どうして自分なのかわかりません』
滝「そうだね、もちろん説明するよ。じゃあお願いします」
副社長から人事部長にバトンパスされた。
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はっすんLOVE(プロフ) - 大橋和也推しですがAぇ! groupの中ではさのちぇ推しです！キュンキュンがとまらなくて、あっという間に読んでしまいました！こんないい作品と出会わせていただき本当にありがとうございました！！ (11月22日 23時) (
レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - まさやちゃんさん» ありがとうございます！ベタ惚れ年下わんこまさやを楽しんでいただけて嬉しいです！！ (2022年11月23日 11時) (レス) id: 448ad39150 (このIDを非表示/違反報告)
まさやちゃん - よすぎました。実際に私はまさや担でありまさやより7歳上です。設定は5歳差だけどまさやちゃんと年の差の女性のはなしですごく入り込んで読めました。 (2022年11月18日 15時) (レス) @page50 id: ae4eb103cc (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - ちいさん» 素敵なコメントありがとうございます！自分の中の佐野くんイメージを詰め込んでいたので、そのようなお言葉をいただけて今とても安心しているのと、とっても嬉しいです( ; ; ) 今後また別のお話で出会えますように…！ (2022年3月13日 21時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 完結おめでとうございます！可愛らしさや真っ直ぐな純粋さが詰まった佐野くんに魅了されて、キュンキュンしながら読んでいました！また、他にも素敵な作品が読めること期待しております！ (2022年3月13日 21時) (レス) @page50 id: 40fb126c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2022年3月7日 14時
