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と少し落ち込んでいると、
あ、違う!と正門さんが慌てて否定する。
正「Aちゃんが弱いとか、そういうことを言いたいわけやなくて…ただ、勿体無いと思ってしまって」
『…勿体無い、ですか?』
正「うん、俺たち、スタッフさんにはもちろんいつも感謝してるけど…その感謝の気持ちが人一倍大きいのがこじけんやねん。特に、Aちゃんに対しては尚更。」
『え…?』
正「多分、この世で一番こじけんがAちゃんの動画のファンやから。」
『っ!』
思ってもいなかった話に言葉が出てこない。
そんな私を見た正門さんは面白そうに笑いながら、
驚いた?と聞いてくる。
『はい、まさか…』
正「でも嬉しい?」
『……嬉しい、です。』
素直にそう言えば、
良かった〜!と正門さんの方がよっぽど嬉しそうに笑う。
それを不思議に見ていると、
何か思いついたようにニヤリとして私の手を取った。
正「じゃあリハビリといきますか」
『え?』
正「こじけんと話してみよう!」
『……えっ!?ちょっ、』
慌てる私の声は確実に聞こえてるはずなのに、
無視して引っ張る正門さん。
向かった先はいつもの撮影スペースで、
末澤さん、リチャードさん、小島さんの3人がいて。
正「こじけん!ちょっと来れるー?」
小「なに…って、何してんねん」
正門さんの呼びかけに振り向いた小島さんは、
私を見て一瞬目を見開く。
けどすぐに少し不機嫌そうな顔になった。
『ま、正門さんっ、』
正「大丈夫、なんでもいいからAちゃんから話しかけてみて?」
『そ、そんなこと言われてもなんて言えば…』
正「えーっと、じゃあ…」
そこで正門さんか耳打ちされたのは
正直なんでそんなこと…?と思うようなこと。
だけど小島さんはもう目の前に来ていて、
仕方なく言われた通りの言葉を口にする。
『……あ、あの』
小「……なに?」
『……私の編集を好きになってくれて、ありがとうございます。』
そう言った瞬間、小島さんが目を見開いた。
私は私で、こんな自画自賛発言して大丈夫か…?
とどんどん不安になってくる。
正門さんはああ言ってくれたものの、
もし小島さんの気持ちが変わってたりしたら…と。
しかし、
小「…こちらこそ、あ、ありがとう」
『え?』
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はっすんLOVE(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (11月22日 21時) (レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» いつもありがとうございます☺️楽しんでいただけているようで何よりです!!今回は多分もんびちぇさんの推しが沢山登場すると思うので、引き続きお楽しみにしていただけたら嬉しいです!更新頑張ります! (8月14日 0時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - 新作おめでとうございます!読ませていただいたんですがもう面白いです!笑更新楽しみにしています!更新頑張ってください~! (8月13日 19時) (レス) @page7 id: 33203d08f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぉんと | 作成日時:2023年8月13日 17時