検索窓
今日:14 hit、昨日:239 hit、合計:182,142 hit

・・・ ページ49

.





と少し落ち込んでいると、
あ、違う!と正門さんが慌てて否定する。







正「Aちゃんが弱いとか、そういうことを言いたいわけやなくて…ただ、勿体無いと思ってしまって」

『…勿体無い、ですか?』

正「うん、俺たち、スタッフさんにはもちろんいつも感謝してるけど…その感謝の気持ちが人一倍大きいのがこじけんやねん。特に、Aちゃんに対しては尚更。」

『え…?』

正「多分、この世で一番こじけんがAちゃんの動画のファンやから。」

『っ!』






思ってもいなかった話に言葉が出てこない。

そんな私を見た正門さんは面白そうに笑いながら、
驚いた?と聞いてくる。







『はい、まさか…』

正「でも嬉しい?」

『……嬉しい、です。』







素直にそう言えば、
良かった〜!と正門さんの方がよっぽど嬉しそうに笑う。

それを不思議に見ていると、
何か思いついたようにニヤリとして私の手を取った。







正「じゃあリハビリといきますか」

『え?』

正「こじけんと話してみよう!」

『……えっ!?ちょっ、』







慌てる私の声は確実に聞こえてるはずなのに、
無視して引っ張る正門さん。

向かった先はいつもの撮影スペースで、
末澤さん、リチャードさん、小島さんの3人がいて。







正「こじけん!ちょっと来れるー?」

小「なに…って、何してんねん」






正門さんの呼びかけに振り向いた小島さんは、
私を見て一瞬目を見開く。

けどすぐに少し不機嫌そうな顔になった。






『ま、正門さんっ、』

正「大丈夫、なんでもいいからAちゃんから話しかけてみて?」

『そ、そんなこと言われてもなんて言えば…』

正「えーっと、じゃあ…」







そこで正門さんか耳打ちされたのは
正直なんでそんなこと…?と思うようなこと。

だけど小島さんはもう目の前に来ていて、
仕方なく言われた通りの言葉を口にする。







『……あ、あの』

小「……なに?」

『……私の編集を好きになってくれて、ありがとうございます。』







そう言った瞬間、小島さんが目を見開いた。

私は私で、こんな自画自賛発言して大丈夫か…?
とどんどん不安になってくる。

正門さんはああ言ってくれたものの、
もし小島さんの気持ちが変わってたりしたら…と。



しかし、






小「…こちらこそ、あ、ありがとう」

『え?』




.

・・・+ 移行のお知らせ→←・・・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (234 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
952人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はっすんLOVE(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (11月22日 21時) (レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» いつもありがとうございます☺️楽しんでいただけているようで何よりです!!今回は多分もんびちぇさんの推しが沢山登場すると思うので、引き続きお楽しみにしていただけたら嬉しいです!更新頑張ります! (8月14日 0時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - 新作おめでとうございます!読ませていただいたんですがもう面白いです!笑更新楽しみにしています!更新頑張ってください~! (8月13日 19時) (レス) @page7 id: 33203d08f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふぉんと | 作成日時:2023年8月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。