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追いかけた理由やらここまでの経緯やら、
いくつか質問に応えるうちに
本当に何もないとわかってもらえて。
阪「…てことでまあ見事にすれ違っただけだな。荒川、お互い悪気はなかったみたいだからさ、多めに見てよ！」
荒「…そうですね。Aちゃんもだいぶ言葉足らずだったみたいなので。」
阪「うん、じゃあこの件はこれでおしまい！解散！」
続きは二次会で〜！
という言葉で本格的に解散ムードに入る。
あの子を探してももう帰ったのか、
そこに姿はなかった。
そこで何だか一気に疲れがドッと押し寄せた。
散々やったな、と横に来た誠也くんに言われる。
『…なんなんすかあの子。』
誠「まあウマが合わなかったんちゃうん？」
『…楽しみにしてたのに、俺の見込み違いやったわ。』
誠「…俺は結構見どころあるやつやなと思ったけど」
『え？』
一番斜に構えていた誠也くんが
そんなことを言うから驚いてしまう。
見どころってどの辺りが？と聞こうと思ったが、
さっきの今で少し躊躇う。
誠「ま、変なやつそうやけど」
じゃ、俺も帰るわー。と席を立つ誠也くんを尻目に、
俺は複雑な感情だった。
そしてその複雑な感情は、
あいつが正式なスタッフになってからも続いた。
正「あ、Aちゃんや。おはよ〜」
「おはよございます…」
正「今日から撮影も入るんやって？よろしくなぁ〜」
「…正直かなり不安ですが、頑張ります」
他のメンバーとは俺の知らないところで
距離を縮めているらしく。
誠也くんの言う見どころに、
俺だけが気づけていないのかとも思う。
それでも、
スタッフ「正門さーん、ちょっと、」
正「ごめん、呼ばれたわ」
『あ、おう。…』
『「……。」』
初っ端でこけたからか、
俺とだけはいまだに縮まらない距離。
何か声をかけようと思っても、
またあの時みたいに泣かれたら？
と思うと安易な言葉は出てこない。
「………失礼します。」
逃げるようにいなくなる背中に聞いてみたい。
なあ、俺のことがそんなに嫌いか。
けど、なんと返されれば俺は納得するのか。
その答えは自分でも分からなかった。
# 不仲誕生編 fin.
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はっすんLOVE(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (11月22日 21時) (
レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» いつもありがとうございます☺️楽しんでいただけているようで何よりです！！今回は多分もんびちぇさんの推しが沢山登場すると思うので、引き続きお楽しみにしていただけたら嬉しいです！更新頑張ります！ (8月14日 0時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - 新作おめでとうございます！読ませていただいたんですがもう面白いです！笑更新楽しみにしています！更新頑張ってください~！ (8月13日 19時) (レス) @page7 id: 33203d08f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年8月13日 17時
