Aぇちゅーぶの敏腕編集は今日も忙しい

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side Masaya






ここまでなんとか逃げ回って迎えた残り5分。

大晴くん誠也くんが今残ってるかは知らんけど、
狂人としての役目は果たしたつもり。






ス「佐野さん、あと5分ですね…」

『ですねぇ…ここまできたら勝ちたい！』

ス「ちなみに、佐野さん以外の市民は全滅してます。」

『えっ！？…てことは俺の一人勝ちルート残ってる？』

ス「そういうことです。」






そんな話を聞かされたら嫌でも燃えてくる。

けど体力はそれなりに限界だったりして、
次誰かと会ったらそれが最後やな、と思っていると…






『うわ……』


リ「…3人集まるとかある？」

小「最終決戦やな」






広場で残る3人が鉢合わせした。

この中で鬼の正体を確実に知るのはおそらく俺1人。

ここで俺が逃げるそぶりを見せれば
消去法で残る2人が結託してしまう。ならば…






『…ここは一つ、話し合いでもしましょうよ？』






俺に残された勝ち筋は一つ、
人狼同士の潰し合いを狙うしか無い。








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side Ken





リチャくん、晶哉との空間は
最終対決にふさわしい緊張感だった。

残り時間が3分になった時、
晶哉が「一旦整理しましょ、」と切り出した。







晶「3人残ってるってことは鬼2人と市民ってことでしょ？」

リ「そうやな。まあただの市民とは限らんけどな？」

『…残る1人が狂人かもってことか。』






つまり、鬼の立場の俺からすれば
確実に市民の1人を吊り上げないといけない。

間違って鬼同士で捕まえたらその時点でアウト。


…けど要するに2:1なわけやから、
これは鬼の方が有利なんちゃう？







晶「念のため、俺市民だよ〜って人います？笑」






晶哉の言葉に俺は手を挙げるわけがないし、
残る2人もだんまり。

そりゃそうや、名乗り出たら終わるもんな。


とそこでリチャくんが口火を切った。






リ「そんなことせんでも、鬼が誰捕まえたか言えば一発でわかるんちゃう？鬼のフリする市民は誰も捕まえてないわけやし」

『…確かに！じゃあ俺から。まっさん捕まえた！』

晶「俺は大晴くんと誠也くん」

リ「ふはっ、」






とそこで笑いだすリチャくん。

お前やってるわー、と晶哉の方を見ている。



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