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そのまま腰をさすさすしてその場を去る中田さん。

残された小島さんと2人。

気まずさにどうしたものかと思っていたら
おい、協力しろ。と言われる。






『協力?一体なんの…』

小「鬼の協力に決まっとるやろ?なんや知らんけどみんなお前に甘いからな…囮になるとか、とにかくいい感じに俺に有利なように動け、いいな?」

『そ、それはまじの反則では、』

小「うるさいなぁ細かいこと言うなよ!こんくらいせぇへんと鬼勝たれへんわ、企画倒れになっても知らんぞ!?」

『ひっ…!』







荒々しい口調に思わずビクッとしてしまう。

それを見た小島さんはまた不機嫌そうに眉を寄せる。
けど、







小「ていうかお前も共犯になるんやから、うまいこと編集してくれ たらええやん!これでぜーんぶ解決!」







俺って天才〜♪とすぐに機嫌が戻ってくれて
ある意味ホッとする。

なのでその横で






『(本気でせこいなこの人。)』







と心の中で思ったのは秘密だ。










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side Yoshinori






以前よりもだいぶスケールアップした人狼鬼ごっこ。

ルールも色々増えたりして複雑化したけど、
一般市民の俺はとりあえず逃げるしかなく。



なるべく誰とも会わないよう歩みを進めていたが、
そろそろ動画の撮れ高的には誰かと出会いたい。



と思っていたその時。







『あ、誠也くんがいますねぇ…』







通路の先のところで誠也くんの姿を見つけた。

今回の俺の鬼予想はすえちぇの2人。
理由はないけど、なんとなくそんな気がする。



だから、誠也くんに対して最新の注意を払う。

じりじりと縮まる距離が10mくらいになった時、
2人とも歩みを止めた。






誠「よぉ、正門やん」

『奇遇ですねぇ、こんなとこで』

誠「せやなぁ」







どことなくピリピリした空気だけど、
それはお互い警戒しているからか。

誠也くんは本当に鬼なのだろうか。


…わからん。聞いてみよう。






『誠也くん、鬼ですか?」

誠「ふっ、そんなストレートに聞く?笑」

『いや油断して教えてくれないかなぁと』

誠「なるほどな…俺は鬼では、ない。」






そりゃそう言うだろうな、と言う気持ち。

とそこでふと引っかかる。



"鬼ではない"って言い方、
まるで他の役職があるかのような…

もしかして誠也くんが狂人…?



とぐるぐる考えていると、
誠也くんが急に大きく一歩踏み出した。






『ちょっ、なんで近づくんすか!?』




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はっすんLOVE(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (11月22日 21時) (レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» いつもありがとうございます☺️楽しんでいただけているようで何よりです!!今回は多分もんびちぇさんの推しが沢山登場すると思うので、引き続きお楽しみにしていただけたら嬉しいです!更新頑張ります! (8月14日 0時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - 新作おめでとうございます!読ませていただいたんですがもう面白いです!笑更新楽しみにしています!更新頑張ってください~! (8月13日 19時) (レス) @page7 id: 33203d08f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぉんと | 作成日時:2023年8月13日 17時

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