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『俺が前歩きながらこう手差し出すから、彼女目線みたいな感じで撮ってよ！疑似デート体験！』
「なるほど…(仕事熱心だなぁ…)」
一昔前に流行ってた、
「デートなうに使っていいよ」系の画角。
のついでにちゃっかりAちゃんと
デート気分を味わってみたい。
やってみんな可愛がってるけど、
俺は若干ビビられてるのか、
まだちょっと壁を感じることがあるから。
せっかくの2人時間、有効に使わんと。
Aちゃんに半歩くらい後ろを歩いてもらう。
自分史上最強の優しい笑顔で振り向いて、
Aちゃんの手を握ろうとしたら…
「あ、まさやがいる」
『ちょっ、ええ！？』
俺の手をすり抜けてカメラを構えるAちゃん。
正面から歩いてきた晶哉を捉えている。
ちょっ、めっちゃいいとこやったのにっ、
晶哉のやつ〜〜〜！！！
とは言えここは人狼モードに切り替える。
晶「やっほー、何してんの？」
『そっちこそ何してんねん！』
晶「俺は普通に歩いてるだけやって」
『嘘や、晶哉人狼やろ』
晶「違うって、俺は普通の市民」
…どっちやこれは。
話してる感じ別に怪しい雰囲気はない。
けど今回は人狼だけじゃなくて、
狂人も見抜かないといけないし…
と思ってたら、晶哉がずんずん近づいてきて
慌てて距離を取る。
『ちょっ、なんやねん！？やっぱりお前、』
晶「違う違う！俺は同盟を結びたいの！」
『同盟？』
晶「シンプルに大晴くんが一番逃げ切る可能性高いやん？せやから協力できたら強いなぁと思って」
『協力って、具体的には？』
晶「まとまって行動して、鬼が来たら二手に分かれる。どっちかが囮になれるから、追われるリスクが分散する」
そう話しながらじわりじわりと、
晶哉が俺に近づいてくる。
それに警戒しながらも、頭の中はフル回転。
たしかに、もし2人で鬼に見つかった時、
俺が鬼やったら確実に捕まえられる方、
つまり晶哉の方を追う可能性が高い。
けど…晶哉怪しいと思ってたしなぁ…
あれ、でも待てよ？
なんでこいつ、俺のこと市民だと信じきってる？
俺が人狼の可能性だってあり得るのに…
晶「さぁ、どうする？」
握手するように差し出された手。
これを握れば協定成立ってことか。
晶哉から目線を逸らさないようにしながら、
俺も手を差し出す。
その距離あと10cmといったところで…
『おりゃぁっ！』
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はっすんLOVE(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (11月22日 21時) (
レス) @page50 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» いつもありがとうございます☺️楽しんでいただけているようで何よりです！！今回は多分もんびちぇさんの推しが沢山登場すると思うので、引き続きお楽しみにしていただけたら嬉しいです！更新頑張ります！ (8月14日 0時) (レス) id: 765da10685 (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - 新作おめでとうございます！読ませていただいたんですがもう面白いです！笑更新楽しみにしています！更新頑張ってください~！ (8月13日 19時) (レス) @page7 id: 33203d08f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年8月13日 17時
