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しまった、被り物のせいで
食べ歩きが出来ないではないか。
くっ、、盲点…！！
絶望に頭を抱える私に、
正門先生はぶはっと吹き出した。
正「詰めが甘いなぁ笑」
『…食べ歩きだけが文化祭じゃないんで！！』
正「ほぉ、なるほど？」
『お化け屋敷行きましょ！』
そこで正門先生の足がピタッと止まる。
正「…お化け屋敷はまた今度にせぇへん？」
『え、先生まさか、』
正「ちゃうよ？別に俺は苦手とかやないけどほら、今年のお化け屋敷は本格的って噂聞いてるし、Aが怖がったら可哀想やなぁって、」
『はい決まりー！』
正「待って、嫌やってほんまにもぉぉ…！」
逃げないように先生の腕をちゃんと掴んで
お化け屋敷のクラスまで直行。
それにしても先生、
怖いの苦手なの可愛すぎるんだが…！
被り物でバレないのをいいことに、
盛大にニヤニヤする私。ところが…
「すみません、中の通路が狭いので着ぐるみの方は入場できなくて…」
『っ！！(ガーーーーン)』
お化け屋敷の入り口でそう言われて、
本日2回目の絶望。
正「狭いってどれくらい？例えば中入ってから頭外すとか…」
「入り口からすぐ狭いので…」
正「そっかぁ、うーん…」
なんとか方法を考えてくれる先生の
シャツの袖を引っ張る。
元々先生も入りたくはなかったんだし、
無理しなくていいです、と。
正「ほんまに？行きたかったんちゃうの？」
そう優しく覗き込まれたら、
なぜかじわっと涙が出てきてしまって、
慌てて引っ込める。
こんなんで泣くとか、流石に子供すぎて引かれる！
とそこへ、追い打ちをかけるように
「正門先生？」と可愛らしい女の子の声が。
「やっと見つけました！！」
正「東さん？」
「私、この二日間ずっと探してたんですよ！？」
…誰だこの子、そしてなんだこの既視感は。
と思っていると、1年生の東さん。
と先生が教えてくれる。
そういえば1年に強火正門推しがいる、
という噂は聞いていたが…
東「先生、私と一緒に入りましょ！その方が邪魔で入れないんでしょう？」
正「え！？いやそういうわけじゃ、」
東「すみません2人で入りまーす！」
東さんのガッツは凄まじく、
本当に先生を連れて中に入ってしまった。
そこで既視感の正体に気付く。
そっか、あの子昔の私に似てるんだ…。
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ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» 全部大好きとのこと、本当に嬉しすぎます…！🥲こちらは思いつきベースなのでさらにペースが不安定ですが、Aハイツの続きももし書けたら書きたいと思っているので、その時は楽しんでもらえるよう頑張ります！ (6月19日 23時) (
レス) id: 15064ae05f (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - Aハイツとかの番外編をたまに見れるってことですか、？最高です😭ふぉんとさんのお話全部大好きなのでありがたいです😭これからも更新頑張ってください❗️ (6月18日 14時) (レス) @page5 id: a958b1a50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年6月14日 2時
