復縁ラプソディ❤️ ページ5
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学生時代の友人同士の結婚式、
それはほぼ同窓会のようなもの。
「みんな久しぶり〜！」
「うちらが集まるのみっちゃんの結婚式以来？」
「そういやアヤの子供いくつになるんだっけ？」
「今2歳！毎日戦争よ〜笑 こないだもさぁ、…」
アラサー女子定番の話題を
当たり障りない笑顔で聞き流していると、
Aはどう？と矛先を向けられる。
『…まあぼちぼち変わりなく 笑』
「今の彼と付き合って結構長くなかった？」
「じゃあきっとそろそろだね〜」
『うーんそうなのかな…笑』
実際のところ私たちに結婚の兆しは全くなく、
むしろ倦怠期？なのか、
最近あまり心地いいとは言えない。
だけどこの場でそんな話は求められていない。
だから曖昧に笑っていると、
1人が「うわ、」と声をあげた。
「見て、末澤くん来てる」
『っ、』
「やっぱダントツいけてるわ」
「わかるーそれに引き換え周りのメンズのオッサン化？がすごくない？笑」
「ね、鈴木とかあんなお腹出てたっけー？笑」
好き勝手話している輪の横で
1人動悸がおさまらない。
今日来てたんだ…。
挙式が終わって披露宴の途中。
記念写真の撮影も終わって、
少し疲れたな…と会場の外に出たら、
よく手入れされた綺麗なお庭に出た。
うわぁ…優秀な庭師さんだなこりゃ。
とお花たちを見てまわっていたら、
誠「変わらんな。1人の時間が好きなとこ」
『っ、……末澤くん。』
そう後ろから声をかけられて、
咄嗟に肩を震わせてしまう。
振り向けばそんな私を面白そうに見ながら
「末澤くんて…笑」と呟く彼。
誠「えらい他人行儀やん」
『…そうかな。』
誠「前みたいに誠也って呼べばええのに」
『……。』
誠「…なぁ、呼んでや。」
ああ、この感じ懐かしい。
少し強めな語り口の中に垣間見える甘えと、
一度捕まったら絶対逃れられない視線。
何も言わない私の前に彼が立った時、
ふわっと甘い香水が香った。
誠「…こんなこと言うのクサイけど、綺麗になったな」
『…き、今日は着飾ってるから、』
誠「そんなん周りも同じやけど、Aは特別綺麗。」
『っ、…なんで、』
なんで今更そんなこと言うの、
という訴えは彼の唇によって遮られる。
ああ…勝手にキスしてくるところも変わらない。
そしてそれに抵抗できない私も、
あの時から何一つ変わってないんだと自覚した。
to be continued.
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ふぉんと(プロフ) - もんびちぇさん» 全部大好きとのこと、本当に嬉しすぎます…！🥲こちらは思いつきベースなのでさらにペースが不安定ですが、Aハイツの続きももし書けたら書きたいと思っているので、その時は楽しんでもらえるよう頑張ります！ (6月19日 23時) (
レス) id: 15064ae05f (このIDを非表示/違反報告)
もんびちぇ - Aハイツとかの番外編をたまに見れるってことですか、？最高です😭ふぉんとさんのお話全部大好きなのでありがたいです😭これからも更新頑張ってください❗️ (6月18日 14時) (レス) @page5 id: a958b1a50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉんと
| 作成日時：2023年6月14日 2時
