42話:届かない ページ42
貴「う…ｯ……ぅっ"、」
流れ出た涙も鼻水もなかなか止められなくて、
嗚咽を吐きながら私は類の横で泣いた。
類「ゆっくりでいいから。」
いつものふざけてる類とは違って今は真剣に私の背中をぽんぽんと撫でてくれている。
えむ「Aちゃ〜ん…、！泣かないでっ、！」
えむちゃんは横で悲しそうな表情で私に話しかける。
貴「ご…ごめっ、……ｯ…ごめ…ん、」
必死に謝る。涙を止めようとするけど、止まらない。
泣く予定じゃなかったのに。こんなに迷惑かける予定じゃなかったのに、
自分が情けない。泣き虫な自分が大嫌いだ。
強くなれたら良かったのに、
泣き虫じゃなきゃ良かったのに、
司「Aさんっ、大丈夫かｯ…？やっぱり俺が王子役は嫌か？」
嫌じゃない、本当はすごく嬉しい、けど
それと同じくらい辛い
なんで司くんのこと…好きになっちゃったんだろ、
なんでこんなに好きになっちゃったんだろう。
どこかで手は打てなかったのかな、
＿＿＿＿諦めたいよ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
貴「…練習中断してごめん、この通り元気になりました。」
あの後、類が慰めてくれたおかげか涙は止まってすっかりいつも通りになった。
寧々「ほんとに良かった…急に泣き出すから、びっくりした。」
貴「ごめん、！」
えむ「Aちゃんがキラキラ笑顔に戻って良かったよ〜〜ッ☆」
えむちゃんはいつも通り笑顔になった。
類「ふふ、いつも通りのAが一番だよ。」
類もすっかりいつも通りになったのだが、
さっきから司くんは雰囲気が違かった。
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LuNa(プロフ) - 山さん» 山さん！嬉しいコメントありがとうございます､､､！ (2月4日 18時) (
レス) @page48 id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
山 - なんだかもっと面白くなってきた､､､（ ◜ω◝ ） (2月4日 17時) (レス) @page48 id: 63820c968b (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！嬉しいコメントありがとうございます😭😭これからも切なくしていこうかと思います(( (2月3日 21時) (レス) @page46 id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - コメ失礼します！読んでるこっちが胸がいたいって笑感じで切なすぎる...... (1月28日 21時) (レス) id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - ルンバを食べるさん» こちらこそ光栄です＾＾ｳﾌﾌﾌ (1月21日 9時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LuNa | 作成日時：2023年11月29日 20時
