31話:届かない ページ31
＿＿＿＿学校に着く，
いつも通り自分の席に座る。
今日、栞ちゃんは休みらしい，
司くんは何故か苦しそうな表情をした。
司「…っ、俺の…せいか、？」
貴「＿＿＿＿、」
そんな顔，しないでよ。
そんな辛そうな顔、
私の事を好きになっても良いんだよ。
そしたら、いつでも＿＿＿＿
なんて…、また変な妄想ばっか。
振り向いてくれる訳ないよ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
昼休み、私は司くんの席に行って昨日のハンカチを差し出す。
貴「司くん。ハンカチありがと。」
司「ああ！こっちこそすまんかった！」
私は「洗ってあるから，大丈夫だよ。」そう言って司くんの席から離れようとした瞬間。
呼び止められた。
司「Aさん。ちょっと，良いか？」
貴「え…？あ、…うんっ。」
ちょっとだけ，ほんのちょっとだけど
期待をしてる自分がいた。
＿＿＿＿
司「屋上でこんな事を言うのも気が引けるが…
あの、な…」
司くんは頬を染める，
次の言葉を私は待つ。
司「栞の事についてなんだが…っ、」
"栞"
私の心は真っ白になる。
司くんは頬を染めながら「その…」「えっと…、」
と、曖昧な言葉を繰り返している。
ズキズキと胸が痛んでるのも、私は無視した。
この気持ちも…時が経てばきっと…きっと、
無くなるから。
今だけ，我慢すればいいんだ。
でも、辛いものは辛く，声が震えそうになる。
我慢，我慢。
笑顔…笑顔だよ。
司「そのな…、俺が栞の事を好きなことは…もう、知っているだろう？
それで…どうやったら振り向かせられるか相談したいんだ…っ、、！」
＿＿＿＿＿＿＿＿そっか、そうだよね。
最初から分かってたじゃん！だから、
泣かないで＿＿＿＿まだ、泣いちゃダメ。
貴「…あはっ、司くんほんと，…栞ちゃんのこと…好き，なんだね…っ、いいよ，私にできる限りなら…
大丈夫、！」
私は笑顔を作る。
この気持ちは隠さないと，
司「そうか…っ！ありがとう！助かる！」
貴「うん、！」
声が震えてるのも，笑顔が下手くそなのも，
司くんが好きなのも，ばれてないよね。
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LuNa(プロフ) - 山さん» 山さん！嬉しいコメントありがとうございます､､､！ (2月4日 18時) (
レス) @page48 id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
山 - なんだかもっと面白くなってきた､､､（ ◜ω◝ ） (2月4日 17時) (レス) @page48 id: 63820c968b (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！嬉しいコメントありがとうございます😭😭これからも切なくしていこうかと思います(( (2月3日 21時) (レス) @page46 id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - コメ失礼します！読んでるこっちが胸がいたいって笑感じで切なすぎる...... (1月28日 21時) (レス) id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - ルンバを食べるさん» こちらこそ光栄です＾＾ｳﾌﾌﾌ (1月21日 9時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LuNa | 作成日時：2023年11月29日 20時
