21話:届かない ページ21
司君達がショーの準備をし始める。
私は席の前の列に座った。隣には栞さんもいて，なんだか気まずい。
早く始まらないかな〜
栞「ねぇ、Aさん。」
貴「は、はい？」
栞「司達のショーに来たのは初めてっ？」
貴「はい。今日，初めて来ました！」
栞「そうなんだっ！てかさ、…ぶっちゃけAちゃんって類と付き合ってるでしょ？」
貴「へっ！？い、いや、付き合ってないですよ！」
栞「嘘つけ〜っ！」
そう言ってほっぺをツンツンする栞さん。
悪い人では無い。本当にいい人なのに、なんで私は…
みんなみたいに栞ちゃんを好きになれないんだろ，
好きに，なりたいのに。
なれない。
栞ちゃんを好きになれたら，どれだけ楽なんだろ。
こんな醜い感情も持つことはないのに，
本当に，自分なんて…大っ嫌いだ。
栞「…あっ、！Aさん！はじまるよ！」
貴「…！」
その時，司君達がショーのステージに出てきた。
司「＿＿＿＿！」
舞台にいる司君は輝いて見えて，かっこよかった。
手が届かないってこういう事を言うのかな。
そして、もう一つだけ気付いたことがある。
司「守ってみせる！」
司「大切なんだ！」
そう言うセリフを言う時，司くんは決まって
栞ちゃんを見た。
栞「あははっ…！おもしろっ！」
そうやって栞ちゃんが笑った時には、司くんも自然と頬を緩ませ笑顔になっていた。
貴「…っ、」
司君の目には、栞ちゃんしか映っていなかった。
今更それを実感したところで，なんになるんだろ。
＿＿＿＿その後，ショーが終わった。
見るのが辛くて，ほとんどは下を向いていた。
終わる時は拍手できたけど、
目頭が熱い。
えむちゃん達がショーをやってる時に心配そうにこちらを見ていた時は笑顔で誤魔化せたけど，
やっぱ辛いな…
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LuNa(プロフ) - 山さん» 山さん！嬉しいコメントありがとうございます､､､！ (2月4日 18時) (
レス) @page48 id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
山 - なんだかもっと面白くなってきた､､､（ ◜ω◝ ） (2月4日 17時) (レス) @page48 id: 63820c968b (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！嬉しいコメントありがとうございます😭😭これからも切なくしていこうかと思います(( (2月3日 21時) (レス) @page46 id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - コメ失礼します！読んでるこっちが胸がいたいって笑感じで切なすぎる...... (1月28日 21時) (レス) id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - ルンバを食べるさん» こちらこそ光栄です＾＾ｳﾌﾌﾌ (1月21日 9時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LuNa | 作成日時：2023年11月29日 20時
