9話:あの子の想い ページ9
そして、時間は過ぎて、お昼の時間。
貴「(司くんに、会いに行かないと…)」
私は売店で買ったパンを持って教室を出ようとすると、類に話しかけられた。
類「A。ついて行こうかい？」
貴「…ううん。大丈夫！」
大丈夫…、
類「…本当に、無理し過ぎないでね。」
貴「心配するんじゃない！類クン！！私は類と寧々ちゃんとえむちゃんがいたら元気百倍だから！」
類「…そうかい。じゃあ僕は寧々とでも食べようかな。」
貴「あいよー！またね！」
類「うん。また後で」
そう言って私は類の背中を見送る。
…てか、身長高いんだな。
類野菜食ってないくせに((
_______
私は階段を登る。
ドアを開けようとした瞬間、
あの子の声が聞こえた。
栞「…司、あの、告白の返事なんだけど。」
その言葉に動きが止まる
司「…あ、あぁ。」
司くんの返事が聞こえる
なんで、なんで今なの…、、
いますぐにでも立ち去りたいぐらいなのに、
私の体は固まったまま。
痛いと思うほどに、心臓がドクンドクンと脈打つ。
言葉一つ一つがスローに聞こえて、もどかしかった。
栞「……私、っまだ、分かんない。
類の事が好きなの。まだ、まだ好きなの…っ、
でも、類はAちゃんが好きで、
私に、勝ち目なんてなくて…っ、」
その時、栞ちゃんの啜り泣く声が聞こえた。
司「栞…っ、」
司くんの声も聞こえる。
一瞬、心臓が止まる。
違う、類は私の事好きじゃない。
類は好きな人いないのに、なんで私が悪役みたいな…なんで、そんな言い方…っ、
"司くんのことが好きだけど、でも、司くんは栞ちゃんのことが好きでｯ…"
その時、自分が放った言葉が胸に突き刺さる。
…そうだよ、栞ちゃんだって類に振り向いて欲しくて頑張ってて、
でも、私だって、！
私だって…
貴「司くんのことが…好きなのに、っ」
その言葉は誰にも届かずに胸に溜まる。
栞「ごめん、ごめんっ…司の気持ちには答えられないｯ…ごめ、んｯ…ごめ、_______。」
その時、うっすら開いていたドアの隙間から栞ちゃんを抱きしめた司くんが映った。
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くれぴと(プロフ) - マジで大好きです！！拗らせすぎた片思いに、複雑な四角関係！夢主ちゃんはいなくなってしまうのでしょうか？それとも、新たな恋が生まれるのか？これからに期待です！ (5月5日 9時) (
レス) id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
やーまん(プロフ) - 以外な展開にびっくりしました!!!!!!まさか花吐き病とは､､､これからどうなるんでしょう､､､ (5月3日 0時) (レス) @page14 id: 76f4a54b15 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバを食べる(プロフ) - ぴぃぃぃぃ花咲病だっけそれだぁ天馬と恋みのりんりんしない限り終わりだぁ …… (5月1日 21時) (レス) @page14 id: 7a5ced0b99 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - 遥愛さん» 私の方こそ、こんな神コメントに感謝しかありません…😭 (4月6日 16時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
遥愛(プロフ) - LuNaさん» ほんとに、、神作品に感謝しかありません(( (4月5日 21時) (レス) @page13 id: b730f0082a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LuNa | 作成日時：2024年2月4日 10時
