12話:痛い ページ12
_______…頭が、痛い
私は長い眠りから目覚めるように目を開けた。
貴「……んっ、、」
目を開けたら、そこは病院のベッドの上だった。
横には誰もいない。
…まぁ、そっか。
いるはずないよなぁ、
"ｶﾞﾗｯ_______"
その時、病室のドアが開く。
類かな？
と、私は視線を向けた。
…そこにいたのは、
司くんだった。
司「…A、、さん？」
司くんは目を見開いて、私を見ている。
司「目が覚めたのかっ、？」
そう言って私の方へ近づく。
貴「…つかさ、くん、、」
今、目の前に司くんがいる。
私のために病室まで来てくれたのだろうか？
手には、誰かの手紙のようなものも握りしめていた。
司「良かったっ！目が覚めたんだなｯ‼︎」
そう言って私の手を握りしめる、
その瞬間、顔が熱くなるのが分かった。
司「…はっ‼︎、この時は看護師さんを呼べば良いのかｯ？？え、えっと…とりあえず、"類"に電話……、」
"類"。
私といる時は決まって口にする言葉。
貴「司くんって、いっつも私といる時…
類の名前…出すよね、」
貴「…なんで？」
私は司くんを見る、
司「それは…、だって類とAさんは付き合っているだろう？」
貴「…………は？？？」
え？は？なにそれ？
私は類と付き合ってなんか、
司「…ふふん、この俺には分かるんだ。
栞の想いが報われないことは、残念だ。
…だが、_______」
ちがう、何も分かってない。
何も分かってないよ、司くん。
貴「_______ｯ、司くんは何も分かってないｯ！！！」
胸の奥がズキンと音を立てた。
なんで、
なんでいっつも
貴「なんで、私を見てくれないのっ…？」
司「……え、？」
司くんは目を見開く。
貴「そうやって、…いつも、いつも、ｯ
言ったじゃん、…私、司くんのことが好きって…」
あぁ、だめ。言っちゃダメ、
司くんを困らせちゃう…だけ、なのに
貴「私…っ、司くんの事が好きだよ…っ、」
司「……ぇ______________。」
…ほら、だから言ったのに。
シーツを握りしめた手のひらに水滴が落ちてきた。
私の顔、今はぐちゃぐちゃだ。
私は司くんから顔を背ける。
涙がとめどなく溢れてきて、目頭が熱い、胸が痛くて、苦しい。
言わないつもりだったのに、
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くれぴと(プロフ) - マジで大好きです！！拗らせすぎた片思いに、複雑な四角関係！夢主ちゃんはいなくなってしまうのでしょうか？それとも、新たな恋が生まれるのか？これからに期待です！ (5月5日 9時) (
レス) id: 54c35cf88c (このIDを非表示/違反報告)
やーまん(プロフ) - 以外な展開にびっくりしました!!!!!!まさか花吐き病とは､､､これからどうなるんでしょう､､､ (5月3日 0時) (レス) @page14 id: 76f4a54b15 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバを食べる(プロフ) - ぴぃぃぃぃ花咲病だっけそれだぁ天馬と恋みのりんりんしない限り終わりだぁ …… (5月1日 21時) (レス) @page14 id: 7a5ced0b99 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - 遥愛さん» 私の方こそ、こんな神コメントに感謝しかありません…😭 (4月6日 16時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
遥愛(プロフ) - LuNaさん» ほんとに、、神作品に感謝しかありません(( (4月5日 21時) (レス) @page13 id: b730f0082a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LuNa | 作成日時：2024年2月4日 10時
