２０話 ページ21
「ねえ！何で...何で練習しないの...?」
予想通り事件が起きてしまった。
...何て言うのは縁起でも無いと思うけど。
今は合唱コンクールの練習期間。だけど、大半の男子に練習する気配も無かったからとうとう学級委員の
全員って訳じゃないけどそれに女子数人が乗っちゃって軽く修羅場なんだ。
アタシは生憎意見を言う勇気もないし、流石のアタシでも女子を敵に回すのは怖いので傍観してるだけ。
...ダメだ。何も成長してない。
何か事の張本人の男子もどうでもいいって態度だし〜。ほんっとどうしよ。
でもやっぱりアタシには勇気がない。見てるだけの卑怯者だから。
クラスがこんな雰囲気だと調子狂うんだよね。そんなこと言える立場でも何でもないけど。
「...ううっ...ヒック...ううっ...」
そして由美ちゃんは泣き出してしまった。
「ちょっと、大丈夫⁉」
流石のアタシもおろおろ。
男子は相変わらず関係ないって顔。
「皆一旦落ち着こ？」
真面目で年不相応に落ち着いたりんが前に出る。
アタシは、何か合図を出されたような気がした。気がしたってかされてるし、人差し指で。
よし、それならちゃんと言わないとね。
「あのさ、合唱コンクールまであんまり時間が無いの」
「時間？」
さっきまでこっちに目もくれなかった男子達が聞き返してきた。
「そ、だからこんなことで時間取ってる暇は無いんだよ。練習すれば良いだけの話じゃん」
上からだし、我ながらかなりの暴論だとは思う。だけど、さっさと話を終わらせたかったから仕方無い。
「あ、...そうだね」
「ご、ごめん」
やだなぁ〜。そんなに怯えないでよ。
アタシ威圧感は結構あるけどそこまで落ちぶれてないってば。
想像以上に怯えられてた事にショックを覚えつつ、アタシは言った。
「練習あるのみ。だっけ？そう言うことだから」
若干、投げやりになってきた。
アタシは言いたいことは言ったのでそこで話を辞めた。
でも、クラスではある噂が立ってしまっていた。
「叶恋って怒ったら怖そうだよね」
「て言うかちょっとキレてなかった？叶恋ちゃん」
そう、この会話で察したと思うけど...
『夏生叶恋は怒らせたらヤバイ人』
...泣くよ？マジで。
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花蓮(プロフ) - 少しでも興味を持ってくださったら「オリキャラ・夢主作ります」で調べて、コメント下さい！ (2017年9月17日 13時) (
レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 初めまして！花蓮という者です！普段は「きゃらふと」様を使って、女の子を作っています。突然で申し訳ないのですが、夏生叶恋ちゃんを作っても良いでしょうか？気に入って貰えたら使って貰って構いませんし…是非考えておいて下さい！ (2017年9月17日 13時) (レス) id: 5f15bb39d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオ | 作成日時：2017年9月14日 17時
