夢の中で、君と出会って。 (ページ42)

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番外編 2.『お泊まり』ページ42

廉side.

A今日泊まりに行ってもいい?

永「は！？」

起きてすぐに携帯を見たらこんなLINEが着てて、ビックリして飛び起きる。

急いで電話をすると、寝ぼけた感じのAちゃんが電話に出た。

《もしもし…？どうしたん、》

永「どうしたんじゃないて！何で急に泊まりやねん！」

《私たち付き合ってるんやから、別に変じゃないでしょ？》

まじで言ってる意味がわからん。え？

なんて思いながらも、急いで迎える準備をする。

家に迎えに行って、一緒に買い物をして、2人でご飯を作る。

「廉はサラダ準備してくれる？」

永「サラダってちぎるだけでいい？」

「うん。そのレタスをちぎって、それから洗ってね。」

レタスをちぎりながら、チラッとAちゃんを見る。

やっぱり可愛いんよなぁ。

「何、そんなに見んといて(笑)恥ずかしい〜」

永「え？可愛いから見てるだけやで。」

そう言うと恥ずかしそうに目を逸らすから、それもまた可愛くてつい意地悪したくなる。

目を見つめて少しずつ顔を近づけると、ぎゅっと目を瞑るAちゃん。

もう少しで唇が当たる。

ｰｰｰｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘ…

永「まじで最悪や。」

目を開けるとそこは楽屋で、海人とAちゃんが不思議そうに俺を見てる。

…俺、付き合えた夢見たってこと？

せめてキスした後に起きたかった。

ていうかお泊まりしてから起きたかった。

まじでリアルすぎただけに、なんなら起きたくなかったんやけど(笑)

永「せめて正夢であれ。」

髙「疲れてるの？(笑)」

「どんな夢見てたんよ(笑)」

…あー、まじで好きやわ。

何で俺以外のこと好きになってんねんほんま。