夢の中で、君と出会って。 (ページ35)

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収録が終わり、出演者とスタッフで打ち上げがある。

打ち上げと言うか軽い食事会みたいなものだけど。

佐「Aちゃん、こっち！」

スタッフ同士で話していると、不意に目が合った佐藤さんに呼ばれる。

「お疲れ様です〜。」

岸「…っく。やべ、しゃっくり出てる…っく。」

佐「今日何かペース速いから、横で見ててあげてくれない？Aちゃん居たらまだセーブすると思うから。」

「わかりました！優太くん、お水飲もう？」

もう既に酔いが回ってきている優太くんを心配して、佐藤さんがお水を注文してくれる。

少し離れた席の流星くんと浮所くんも優太くんの様子を心配そうに見ていて、本当に優太くんは温かい人達に囲まれているんだな。

岸「Aちゃん、このままもう1軒行こ！」

「ダメだよ？」

岸「えー、何で！？お願い！」

まだ帰りたくなさそうな様子だったから、この後は2人でカラオケに行くことにした。

カラオケの前までは佐藤さんも着いてきてくれて、途中で解散する予定。

佐「じゃあ、ごめんね？この酔っ払い、よろしく。」

「はい。今日はお疲れ様でした！」

岸「勝利、お疲れ！！！」

無事にカラオケに着いて案内された部屋に入る。

…カラオケと言うか、めちゃくちゃオシャレな個室って感じ。

確かに普通のカラオケなら身バレしそうだもんね。

こういう所は慣れてるのかなと思って隣を見ると、優太くんも何だかソワソワと落ち着かない様子だった。