夢の中で、君と出会って。 (ページ26)

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5月23日の0:00を迎えると、King&Princeのサイトが更新されれんかいの2人だけになった。

事前に知っていたこととはいえ、これはかなり辛い。

今日は夜に生配信の予定があるから私もその場にいるけれど、今日の内容も正直2人にとって辛いものにならないかが心配。

髙「えーと、私たちKing&Prince、6月21日、13枚目のシングル、なにものがリリースされます！！！」

永「おぉー！」

無事にシングルのことを話し、ニコニコと笑い合う2人。

コメント欄も明るい言葉ばかりで、何だか私まで嬉しくなった。

このほっこりほんわかな雰囲気は、この2人だから出せるものなわけで。

前を向いて歩き出そうとする姿がカッコよくて、それでいてどこか儚く感じた。

永「おめでとーう、King&Princeー！」

2人で5周年を祝う姿を目の前で見るのはもちろん複雑だけど、ちゃんと明るく見せようと振る舞うアイドル精神に圧倒されてそれどころではなかった。

永「てことで、ばいばーい！」

髙「ばいばーい！」

可愛く手を振ってほのぼのと終わった生配信。

2人はすぐに私のところに来てくれた。

永「どう？これなら不安も吹っ飛ぶやろ？」

髙「俺たちが頑張ろうとしてるの、ちゃんと伝わったかな。」

「うん。前向きに頑張ってる2人を見たら、私も頑張らないとなって思った。」

永「安心した。だって、それはファン目線の言葉ってことやろ？」

頷くとまた笑って、私にお礼を言って次の仕事へと向かっていった。