夢の中で、君と出会って。 (ページ25)

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MステもVenue101も終わり、あっという間に迎えた5人最後の日。

海人はドラマの撮影で、朝から晩まで全員が揃うことは無かった。

でも、優太くんはお昼にブログを上げ、勇くんと廉、紫耀くんと海人が同時にブログを上げることが決まっているらしい。

今日は夜にみんなで集まることになっていて、私もその場に呼んでもらった。

断ったけど、俺らが前を向くために絶対来てって説得された。

岸「おつかれしたー！」

優太くんの挨拶でみんなで乾杯する。

いつもはコーラとかなのに珍しく全員がビールで、色々と酔って話したいことがある様子だった。

平「いやー、もう明日でデビュー5周年だな。」

永「…ほんまに、あっという間やったわ。」

明日でデビュー5周年。

嬉しい言葉のはずなのに、みんなは複雑そうな表情で。

そりゃあそうだよね。

だって、明日になったら…。

髙「…明日からは俺ら2人になるけど、頑張るから！紫耀たちの分も、俺頑張るから…！」

神「海人…。」

岸「ごめん。俺らのせいでそんな無理しないで。」

優太くんの一言で、みんなの目に涙が滲む。

永「…んやねん。」

平「廉？」

永「何やねん。誰も悪ないやん。謝んなって！…これからも、俺は応援してるから。」

廉が泣きながら言うと、みんなもそれに続いて涙を流し始める。

髙「そうだよ。だから、ちゃんと見てて。俺ら2人で、キンプリをもっとでかくするから！」

海人の言葉にみんなが頷き、笑顔で他愛もない話をする。

…みんな、前を向こうと頑張っているんだ。