夢の中で、君と出会って。 (ページ23)

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今日はキンプリとは離れてのお仕事。

基本的には一緒なんだけど、最近少しずつほかの現場でのお仕事も増えてきた。

紫耀くんたちの個人仕事の準備もあって、みんなも色々とバタバタしているみたいだしね。

ス「斉藤さん、こっちお願いしてもいいですか？」

「はーい！今行きます！」

ス「企画OKです！お疲れ様です！」

「ありがとうございます！」

スタッフさんの手が足りないところを手伝ったり、子ども向け番組の遊び紹介を企画したりと毎日が忙しなく過ぎていく。

でも、明日はMステの日。

私も現場に行かせてもらえることになって、Mステの関係者の方の保育をする予定。

目の前で見ることはできないけれど、直前まではキンプリの楽屋で子どもと過ごすから5人と一緒に居られる。

ファンとしてもスタッフとしても、この5人のことが好きだからこそ支えたい。

…私に務まるかはわからないけどね？

永「おった！ちょ、こっち来てー。」

「え、ん？」

廉に強制連行された先はキンプリの楽屋だった。

永「あー、良かった。今日会えんかったらどうしようかと思ったわ(笑)」

「あれ、みんなは居ないの？」

永「ご飯買いに行った。…なあ、明日Mステやな。」

明るく言っていたと思ったら最後の一言で空気が変わる。

廉、やっぱり不安だよね。

とりあえずソファに並んで座って、廉の言葉の続きを待つことにした。