夢の中で、君と出会って。 (ページ14)

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「お風呂ありがとう。」

お風呂に入ってメイクを落として、神ちゃんに借りたシャツを着る。

神「彼シャツみたいだね(笑)」

「神ちゃんってやっぱり大きいのね。」

貸してもらった服を眺めながら言うと、照れくさそうに笑う。

神「俺のことは神ちゃんって呼んでるの？」

「…あ。うん、実はそうなの。」

神「ゆうくんとかどう？神ちゃん嫌だ。」

少し口を尖らせながら言うから、何だか可愛く思えてくる。

「…じゃあ勇くん。勇くん、何でこんなに優しくしてくれるの？」

神「廉、Jrの頃の話してたでしょ？Aちゃんのことは前から俺ら知ってたんだよね。」

「前からって、もしかして番協がきっかけで？」

神「うん。Aちゃん、結構いつもドジなことしてたでしょ。

段差から落ちたのも見てたし、その時スタッフに手当するように言ったのも俺。」

まさかのそんな特大認知、全く知らなかった。

ていうかタレントにそれを見られて覚えられるほどの自分のドジさが辛い。

神「今日はドジしてないかなっていつも見てたから、お店でも気になって見てたんだよね(笑)

だから、俺たち実は顔見知りだったってこと。」

ある程度話して、布団がないからということでベッドで一緒に寝ることになった。

ベッドが大きいから密着することはないにしろ、さすがに緊張しすぎてなかなか眠れなかった。