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〜廉side.〜
「何で急に預かることにしたの?」
「んー、最近あいつLINEの返信も遅いし、なんとなく様子おかしかってん。子育て大変なんちゃうかなって。」
紫耀と二人でご飯の準備をしながら、経緯について話す。
俺らも何か食べててって言われたから、牛丼を作ることにした。
俺は牛丼担当で、紫耀は味噌汁担当。
「うわ、廉それ大丈夫?あー!玉ねぎそれダメだって(笑)」
「え!?何!?玉ねぎは限界来るまで剥くんやろ?」
「そうだけど…剥きすぎてその玉ねぎガリガリじゃね?」
「うわまじか。やったわ。」
昔King & Princeる。で紫耀に教えてもらった『玉ねぎは剥いてるうちに限界が来る』っていうこと、
何年も経った今でもちゃんと意識してる。
…でも、よく剥きすぎて玉ねぎが細くなるんよな。
「味付けこれどうするん?」
「あ、これレシピね。頑張って(笑)」
レシピを渡されて、後は頑張れって。
紫耀はいつもそうなんよなあ。
お肉入れて味付けして、とりあえず完成。
俺が牛丼やってる間に紫耀はサラダまで作ってくれてて、さすが一人暮らしが長いだけあるわ。
「んじゃ、食べようぜ!」
「「いただきます!」」
King & Princeる。ぶりに二人で作ったご飯は、思ってたよりも美味かった。
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作者名:鈴翔 | 作成日時:2023年5月3日 1時