お隣りの岸くん4 (ページ5)

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「音羽って誰似なん？口はめっちゃ岸さんやけど。」

「んー、誰やろ？目は私に似てるってよく言われる。」

「全部Aっぽくない？あんまり俺に似てない。」

「じゃあ俺かもな？」

「おい！」

寝ている音羽の姿を見ながら、三人でひそひそ話。

廉くんは優太がツッコむとめちゃくちゃ嬉しそうにガハハと笑う。

本当にこの人優太のこと好きすぎじゃない？(笑)

「にしてもまじで可愛いな。」

「まじ可愛いっしょ？寝顔も天使すぎるよな！」

「優太、しー！」

「あ、ごめ…！」

少しずつ声が大きくなっている優太を注意すると、大慌てで口を塞ぐ。

「岸さん、親なっても子どもみたいやん(笑)」

「ほんまに、息子かな？って思う時あるもん。」

「Aまで…。」

悲しそうに眉を下げていじけるから、廉くんと顔を見合わせる。

こういうところやで？(笑)

「にしても俺明日一人で見れるか不安なってきた…。紫耀来れるかな。」

「まじで無理しないでいいよ？」

「でも最近どこも行けてないやろ？初めは一人じゃ見れんやろうけどこうやっていける時だけでも協力させてや。」

そう言って廉くんは紫耀くんに連絡して、明日は二人で見てくれることになった。