あいつ何系なの！？【桃】

誕生日の約束3(番外編) ページ37

貴方side








『さとみ？』



今日ずっとなんか上の空じゃない？大丈夫？
ほんとに心配。








さ「え…あっごめん」





『ちょっと移動しよ』






そう言って公園の通りのベンチまで移動した。







in公園


ここまで大丈夫だって言われたから着いてきたけどもうダメだ、我慢の限界。









『さとみ…今日はもう帰ろ』



さ「なんで、？」




『そんな顔でデートされても嬉しくないし、それにさとみの体調の方が心配だから。また今度ね？』











そうちゃんと伝えれば分かってくれると思っていたのに、、、さとみの口から出たのは意外な言葉だった







さ「…や、嫌だ！今日がいい、今日じゃなきゃ嫌だ！！！」







(まさかの駄々っ子！？？)



これだけ言われても、可愛いなと思ってしまうのは顔がイケメンだからなのか、それとも…







『なんで、そんなに今日がいいの？』



幼稚園児をあやすような優しい物言いでゆっくりと話を続ける






さ「ねぇ……覚えてないの、？今日が何の日か…」






今日？今日なんてひとつしかないけどな






『さとみの誕生日でしょ？そのくらい知ってる、彼氏じゃん』







普通に言ったはずなのに何故かポカーンと言う顔をしてさとみは固まっている









さ「、じゃあなんで今日……」




『え？あぁ、祝わなかった理由？さとみが前要らないって言ってたからじゃん？』




さ「え」



『ほら、あの時…あのー付き合って１ヶ月の記念日』







そう。最初はたくさん祝っていたのだ。だけどある日さとみに「やらなくていいよ」って言われたからね







さ「は……あっそういう…あぁもう！！！心配して損したじゃん！！！」






なになになに、急にキレられたんだけど？





『はい？』





さ「誕生日、忘れられてると思ったから…」




『覚えてる流石に、いややっていいんだったら段作ったのに』



さ「そこまでは要らねぇよ(笑)」







なーんだそんなことか、ん？そんなこと一日中気にしてたの！？覚えてるか覚えてないかを！！！？？









『そんなに祝って欲しかったんだぁ〜？へぇ？』



さ「…祝って欲しかったよ。好きだから。」




『クッソがッ///』







負けました…今度からはちゃんと祝います、段作ります、、、







さとみは少し顔を赤くしながらたちあがると、
ギュッとこちらに抱きついて耳元で囁く







さ「これからも俺といてね？約束だから。」

















さ「愛してる。」




誕生日の約束.𝑒𝑛𝑑

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