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貴方side
『でき、ない』
佐「はぁ?なんでよ。貴方にも大事なお友達のいじめを止めるっていうことができるのに。大事なお友達じゃないのかしら?それか、まさかの貴方なんかが論様のことをぉ?」
『それは違う!!…あんな雲の上のような人、関わりたくないよ』
佐「関わるわけじゃないわ。少しのお手伝いがして欲しいだけよ?」
そんなわけない。
分かっていても、揺らいでしまう。
「自分を犠牲にしない」それは分かってる。
だけど、
友だちの天秤なんてどっちを選んでも後悔する
佐「あなたがここで断るなら、赤石莉久にもっとやってもいいのよ?あなたに選ばせてあげる」
『…いいよ、わかった』
こう言うしかないじゃん…
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あれから、数日。
いじめはなかった事のように本当になくなった。
初日は、他にも何か企んでいるのではないかと思っていたが、今はその気配もない。
莉「今日も何もされなかった!」
『良かったね!』
なんて、理由は知っているのにね。
そして気がついている。これでどう?というように、こちらの方を見ている梨花のことにも。
佐「ちょっとこの子借りるわね?」
莉「なっ!?待っ」
『莉久くん、大丈夫だから行ってくる』
そう言って、私は莉久くんを教室に残して梨花と部屋を出た。
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叶乃(プロフ) - テストファイト!私もあと1ヶ月しかない…! (2023年2月4日 23時) (レス) @page21 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - 遅くなったけど、続編おめでとう!これからも頑張ってね! (2023年2月1日 12時) (レス) @page12 id: 2feb4c0bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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