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るぅとside
薄々、気づいてたよ。
でもそれを僕から言いたくなかったし、貴方に気づいて欲しくもなかった。精一杯の抗いだ。
こ「るぅとくん?どうかした?」
る「、なんでもないです」
苦虫を潰したような顔になっていたのだろう。
不思議そうに見つめる君をここで襲って、僕のものにして、あの子の方なんか向かせないように、、、
なんて、出来ないことはわかってるけど。
"僕はあの子にはなれない"
こ「?」
る「はぁ…ほんとに可愛い((ボソッ…」
あなたを愛しているのに、
あなたは僕の方を向かない、
向かせたいと告白までしたのに、
こ「…!あっAがいる!」
またあの子の方を向いて…もう嫌だ、イヤだ。
なんで付き合ってるのに、コイビトなのに…
こ「ねぇ、るぅ…!!!??」
る「もう嫌っだ…なんで…はぁ、なんで…はぁは!?、はぁ、ふ、ふぅっ」
こ「るぅとくん!?大丈夫、救急車を!!!」
ころちゃんの焦っている声が聞こえる。
それでも頭に酸素が回っていなくて、声が聞こえない。
救急車の音がどんどん遠ざかっていくように聞こえるのは気のせいだろうか。
頭が動かなくなって最後に聞こえたのは…
こ「るぅとくん!?」
やっぱり貴方の声だった。
僕の意識はそこで途切れた。
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叶乃(プロフ) - テストファイト!私もあと1ヶ月しかない…! (2023年2月4日 23時) (レス) @page21 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - 遅くなったけど、続編おめでとう!これからも頑張ってね! (2023年2月1日 12時) (レス) @page12 id: 2feb4c0bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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