関係を巻き戻した後には【stym】

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貴方side



走る音が聞こえる。ここは二階。校庭から部活の声も聞こえるから、その音だろう。

でも、


(音大きくなってる？)


こ「A！？返事して〜！！」


うん。ころんくんじゃん。

作戦、失敗した…？これじゃ莉久くんがまた…？


走ろう。走って逃げるしかねぇ。
我の天使の元に、そしてころんくんから逃げるために！



こ「あっいた！？ってなんで逃げるの！！？」


やべぇ。見つかっちった☆
なんかテンション高いな


こ「待って！」


肩掴まれた。→振り向く→話をされる
終わったじゃん。



『人違いですぅ？(裏』


こ「んなわけあるか」


チッバレたか。天使の元に帰らせてくれ。



こ「なんで逃げるの、罪悪感、から？」


ピクッと肩が跳ねる。図星をつかれたようで動けない。



こ「はぁ…別になんとも思ってないよ、そんなことで僕が怒ると思う？」

『うん』


こ「さっきのこと学校中に広げてあげようか？」



もうしません。許してください。どうか学校にだけは、私の居場所がさらになくなる。



こ「話戻るけどさ、嘘でしょ？あれ。」

『なんでそう思ったの？』



こ「まず、あんなこと言うために僕と仲戻さないでしょ。それに言うの辛かったんじゃないの？」



言いたくなかった。辛かった。
そんなことまで察してくれたの？


『う"ん…。ありがと…』



こ「えぇ！？ちょっと待って！！泣かしたみたいになるじゃん！？！？？」

『泣かしたのはホントじゃん、(笑)』


そうだけどさとかぐちゃぐちゃ言ってる。女の子泣かしたんだから責任取ってよ？



『これからもよろしくね。』


こ「うん。当たり前じゃん」



それにしても、めんどくさいやつに好かれたなぁ。

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