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岡田side
湧くんのこと許してあげてって言われるが、私自身こんなに怒るはずではなかった。
まぁ期間限定でやっと手に入ったプリンを食べられてしまったのは悲しいが湧くんの悪ふざけだからって思ってはいる。
でも最近仕事が忙しくてうまくいかないことも多くて、それもあってぶつかってしまった。
すぐ謝ればいいものなのだが、なぜか“湧くんが悪い”と意地を張っていった。
そのまま楽屋に戻ることも嫌だったので、申し訳ないが瑞稀くんに荷物を取りに行ってもらった。
先輩を使ってごめんなさい、、
帰りもやもやしていて歩いてると、誰かとぶつかった。
誰かを確認しようと顔を上げる前に
「下向いてるとあぶねーぞ」
と、その原因である彼の声がした。
『気を付ける』
「まだ怒ってるの？」
『許したと思った？』
あー、自分可愛くないな。
顔は見れないから首あたりを見ていると、若干汗をかいている。
忘れ物でもしたのかな〜って思っていると
「ん」
コンビニの袋を出してきた。
受け取ると中にはあのプリンが入っていた。
私のために探して買ってきてくれたのかな。って考えてしまった。
『なんで、、』
「それのプリンでしょ？勝手に食べてごめん
にしてもマジで全然売ってないんだな」
『わざわざ買ってきてくれたの？』
「すごく食べたかったんだろ？」
『うんっ、、私も怒ってごめんね、言い過ぎた』
「謝らなくていいって、俺が悪かったから」
そう言い頭をポンポンしてくる。それがすごく落ち着く。
『湧くんありがとう』
「明日は俺らの楽屋な」
『えー、HiHiの楽屋も良かったけどな〜』
「俺が寂しいからダメ」
『わがままじゃん笑』
.
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作者名：とく。 | 作成日時：2023年1月4日 21時
