最初で最後の紅一点 Ⅲ (ページ36)

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『よーし！スッキリしたから戻ろうか！』

｢いつも通りになって良かった｣

『皆に迷惑かけちゃったね』

やっぱりAもメンバーが何となくでも気づいてるのは知っていて

『湧くんたち怒ってるかな〜』ってさっきの暗い顔は何だったのかと、嬉しそうな顔で話す。

ぷらぷらしてる手を掴む

どうしたの？と言わんばかりの顔をするA

｢やっぱり笑ってるAが好きだなって｣

『私も！皇輝くんのその顔好きだよ！』

やっぱりAはずるい。

握る手に力を込める。

『ただっいまー！！』

｢おかえり〜｣

｢あーー！Aと皇輝くん手繋いでる！｣

｢A俺とも繋ご！｣

『ダメですぅ、皇輝くんがいいの〜』

『あ、うちむーさっきは冷たくてごめんね？寂しかった？？』

｢急にウザイんだけど笑｣

って、いつもどうり騒ぎ始めた(笑)

ちなみに楽屋戻るまで『海琉悲しんでるかな〜、将聖拗ねてないかな〜、くぼれんお兄さんしてるかな〜』って最年少組のことしか言ってなかったのは秘密。