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机を挟んだ俺らのソファの向に座ってる拓実、おり、あじが俺らの話を聞いていたのだろう。
「最近A頑張ってんもんね」
「夏なんて忙しかったから」
「最近の事務所のことでAに向かってるところあるしね」
「大学ではさジャニーズとか関係なしに仲良くしてくれる友達いるからいいけどさ、、ずっと仕事ばっかだから息抜きして欲しい」
やっぱり仕事と大学で忙しく、最近一緒に出掛けることが少なくなってきた。
それにしっかり寝れているか心配だ。
「でもさ、今のA、安心してるよね」
俺が思ってたことを言うおり。
「本当気持ちよさそうに寝てる」
あじに言われて、改めて寝ているAを見る。
俺の隣で安心して寝ているのが嬉しくて、お疲れ様と頭を撫でる。
それに合わせて俺の腕に顔をすりすりするAに俺の気持ちも知らないで、、と耳を染めて思ったりする。
「黒ちゃん耳赤いよ」
「知ってるよ」
「嬉しいんだ、嬉しいよね〜」
「うるさい」
「黒ちゃん急に態度変わりすぎじゃない！？」
隣で「こー、き、、」と言う声に思わず反応してしまう。
「黒ちゃん勢いwww」
「うえ、今、こーきって、、、」
それは3人も聞こえてたみたいで、
「黒ちゃん嬉しいね〜」
「光輝だって、こーき！！」
「寝言で言うとか可愛い〜」
黒ちゃん呼びで定着した俺は「光輝」って呼んでいたAも黒ちゃんと呼ぶように。
光輝と呼ばれることが少なくなった今、また最近稀に「光輝」と呼ばれることがあり、寝言でも呼ばれてると思っていたより嬉しい。
彼女は本当にずるいな、と再び頭を撫でた。
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作者名：とく。 | 作成日時：2023年12月9日 18時
