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#__47 ページ47

ASide








あ「わぁー綺麗っ！！」


紫耀「すごいなあ」









目の前に広がる大きな打ち上げ花火。






__ただ、わたしはそれどころじゃなかった。






あれからどんどん人が増えてきて狭くなり



隣の紫耀とわたしの身体が密着してる…。









胸が高鳴る




紫耀に聞こえるんじゃないかってくらいうるさい心臓。







風がふくたびに香ってくるバニラの香り。




ふわふわなびいてる茶色い髪。




わたしの手と触れそうな大きな手。









.









紫耀が愛おしい。









あの日から




あの、保健室での出来事から








わたしは次第に




紫耀を意識するようになった。






.

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作者名：Mil. | 作成日時：2017年8月1日 22時

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