LOVE SONG ［ Sho ］ (ページ11)

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紫耀Side

校外学習も無事終わり

廉と帰宅中。

紫耀「楽しかったな～～」

今日のことを振り返るけど

どうしても、思い浮かぶのはAで。

廉「Aがさ、急になにもないとこでコケたの

めっちゃおもろかったわ～」

どうやらそれは

廉も同じっぽい。笑

廉「あ、そうそう、紫耀ってさ、Aのこと好きなん？？」

紫耀「はっ、はぁ！？」

まさかそんな質問されるとは思ってもみなくて

変な答え方をしてしまった。

廉「え、なんやそれ。笑」

紫耀「あっ、いやっ、今のは別に…」

廉「俺見てたんよ

水族館でさ、Aにアタックしてたよな？笑」

ギクッ

紫耀「あれは別に変な意味じゃなくて

ただ仲良くなりたくて……」

廉「え！？！？

それにも驚きやわ…」

紫耀「だって俺だけあんま仲良くなかったし」

廉「かわええなお前～～」

なんてふざけて俺の頭をぐしゃぐしゃ撫でる廉

紫耀「やめろきもいわ」

廉「冷たいな～紫耀くん」

廉に対して、ずっと疑問に思ってたこと。

2人きりの今、聞いてみることにした

紫耀「っていうかさ、廉って

Aのこと好きなん？」

.

.

廉「好きだよ」

少し考えてから答えた廉

やっぱそうだよな。

紫耀「やっぱりそうか～」

廉「え？紫耀もやろ？」

紫耀「なんやそれ～

俺はまだよくわからん」

廉「てっきり紫耀もかと思ってたわ。笑」

.

廉「じゃあまた明日な！」

紫耀「ばいばーい！」

廉の家の前を通り過ぎ

自分の家に向かって歩く。

あれ

なんだろう

初めてだ

なんだか胸がモヤモヤする。

漫画とかでよく言う

胸が苦しいだとか言うやつ

まさにあの状態。

廉とA

2人のことが頭から離れない。

紫耀「ｯなんだよ…」

俺はギュッと唇を噛み締め

自分の家へと走り出した。