検索窓
今日:49 hit、昨日:14 hit、合計:5,904 hit

【100】・心配性。 ページ34

『Aside』
あれから、エンマの部屋を出て仕事を始める私。

A「(昨日そんな飲んで無いのに、何だか二日酔いみたいな感じなんだよなぁ....)」

頭が痛いとかじゃないけど、やけにボーッとしてたり眠くて欠伸が出る。

八鳳「またボーッとしちゃって。A、大丈夫?」
A「少ししたら治りますよ。大丈夫ですって」

流石の八鳳さんでも、心配そうな表情を浮かべて私の顔を覗き込んだ。
と思ったら、急に肩掴んできては物凄い形相で昨夜の事を聞いてきた。

八鳳「無理やり飲まされたとかじゃないよね?」
A「そういうのじゃないですよ!だから、そんなに怖い顔しないでください!」
八鳳「なら良いけど....」

あまり納得してそうな顔じゃないが、八鳳さんは一旦離れてくれた。

八鳳「アンタは酒に強いって訳でも無いし、酔ったら記憶無い方だから心配になる。まぁ、あの大王なら上手くやってると思うけどさ」

時々...というか、エンマ含め男性の話になると八鳳さんは口が悪くなる。
そして、いつもより増して心配性になる。
(本人は気付いてない様子)

A「大王様が酔った私を部屋に運んでくれたので、恐らくですがナツメちゃん達には変な絡み等はしてなかった筈です。多分ですけど....」
八鳳「あの子達が酒に酔ったA見たら、きっと驚くだろうね。普段と違って甘えたになるし、ちょっと幼くなる」

そんな事を分からない私は、確かに記憶が無くなる方なのだと察した。

八鳳「気を付けなよ?酒は程々にね」
A「はい...今回ので十分に分かりました」

とは言えど、私も度数の低いリキュールの酒を飲んであそこまで酔うとは思いもしなかった。

【101】・先輩の格好良さ。→←【99】・抑えられない欲。※軽め(R表現)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カナミ | 作成日時:2024年2月7日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。