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【39】・仕返しの不意打ちキス。 ページ41

『Aside』
暫く休んだ後、デザートの飾り付けを終わらせた。

エンマ「今度、俺にも作ってくれないか?」
A「良いけど....私が作ってる途中で、つまみ食いしに来ないでよ」

そう言うと、少し残念そうな顔をするエンマ。

A「もしかして、つまみ食いする為に作ってって言ってるんじゃないよね?」

強めに言っても、エンマは軽い口調で返す。

エンマ「まぁ、少しはあるかもしれない」
A「そんな事言うなら作ってあげないけど?せっかく、りんご飴といちご大福作ろうと考えてたのに」

本当は、今決めたんだけど。

エンマ「俺の好物を出してくるの狡いな」
A「それで、私に何か言うことは?」
エンマ「....悪かった」
A「よし、いい子」

頭を撫でようと手を伸ばしかけた時、複雑そうな表情のエンマに掴まれてしまう。

エンマ「子供扱いするなよ」

ちょっと怒ってるようにも見える。

A「別に子供扱いしてる訳じゃ....っ?!」

言ってる最中にエンマは、いきなりキスをしてきた。

A「な、何で急にキスするの!」
エンマ「お前も不意打ちでキスしたろ?その仕返し」

幼いイタズラっ子みたいに笑ってるのを見て、ふと愛おしさが溢れる。
多分、こういうところ含めて好きなんだと改めて感じた。

A「(もう....)ほら、ナツメちゃん達の所に行こ?」

作ったデザートを持って、ナツメちゃん達が居る部屋に向かう。

A「食べちゃダメだよ?これは、ナツメちゃん達に作ったんだから」

プチシュークリームとチョコレートフレンチトーストは、エンマが持ってる。

エンマ「分かってる。俺でも、彼奴らにあげるやつは食べねぇよ」

そう言ってるけど、彼の目は完全にプチシュークリームとチョコレートフレンチトーストに釘付けだった。

【40】・デザートを召し上がれ。→←【38】・互いに求め合う。※軽め(R表現)



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作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時

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