【30】→続き ページ32
『Aside』
頼んだスイーツが運ばれて、その見た目も可愛らしく頭の中はケーキとマカロンの事でいっぱいだ。
一口食べてみると、美味しさのあまり思わず手が止まってしまうくらいに。
エンマ「美味いか?」
A「すっごく美味しい!こんなに美味しいスイーツ、食べた事無いよ!」
エンマ「良かったな」
A「うん!」
夢中になって食べ続けていると、不意にエンマが私の顔を見て何故か笑っている。
A「(何で笑ってるんだ?)」
エンマ「夢中になってるとこ悪いが、頬に付いてるぞ」
そう言ったエンマは、私の頬に触れて指先に付いたクリームを舐め取った。
A「なっ、何して?!」
エンマ「結構美味いな、それ」
A「私が聞きたいのは、そこじゃないってば.....」
徐々に顔が熱くなっていく。
エンマ「頬に付いてたのを取っただけだ。キスした訳じゃ無いだろ?」
A「そうだけど!此処でされるのは、恥ずかしいの!」
こういう事もあったけど、ケーキとマカロンも食べ終わってお腹も満たされた。
A「(想像以上に値段が高い....)」
領収書を見て、結構な値段だと今気付いた。
エンマ「俺が払う。Aは外で待ってろ」
A「えっ?でも....」
エンマ「いつもの礼と俺からの褒美。お前には、色々と助けてもらってるしな」
頭を撫でられて、軽くキスされる。
エンマ「ん、甘い味がする」
またキスしたと思ったら、唇を舐められる。
A「こんな所で....!////」
エンマ「舌を入れてないだけマシだと思えよ?今日のA、普段より可愛いからキスしたくなる」
その言葉を言われた私は、怒れなくなってしまってエンマのペースに流されたと後悔していた。
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作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時