【29】・ご褒美の高級スイーツ。 ページ31
『Aside』
暫く歩いていると、お腹が空いてきたので近くにあったお洒落なカフェで何か食べる事にした。
(エンマは入るのを躊躇っていたけど、私がお強請りしたら渋々入ってくれた)
A「甘いもの好きなんだし、あんなに嫌がらなくても」
エンマ「俺は和菓子とか駄菓子の方が好きなんだよ」
その後、案内されて席に座った私はメニュー表を開く。
どれも美味しそうなケーキやパフェ、物凄いトッピングがされたハニートースト等が載っていた。
A「(全部美味しそ〜!)」
取り敢えず、苺のケーキと期間限定のパッションフルーツとスイカのマカロン。それと、キャンディ紅茶のアイスティーを頼んだ。
A「入るの躊躇ってたのに、スイーツ頼むんだね」
ちなみに、エンマが頼んだのは白玉と小豆が入った小さなパフェ。
A「エンマがパフェって何だか意外。あんまり食べなさそう」
エンマ「意外で悪かったな」
不器用な返事を返されたけど、パフェを頼んだエンマがいつもより可愛く見えた。
A「(それにしても、此処のカフェ人気なんだな〜。時間があったら、ナツメちゃんと行けるかな)」
ふと、店内を見渡してみると恋人同士のお客さんが多くて甘い雰囲気を醸し出していた。
スイーツを食べさせ合ったり、イチャイチャしながらもカフェを満喫してる。
エンマ「やっぱり羨ましいのか?」
不思議そうな顔をして聞いてくる。
A「まぁ....少しは羨ましいって思うけど、私はエンマと出掛けられる事の方が嬉しいよ」
正直、羨ましいと思うよりも私的には恥ずかしさの方が勝ってしまう気がする....。
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作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時