【1】・人間のお客様達。 ページ3
『Noside』
夏休みが始まって、ナツメ達はエンマ大王に招待されて妖魔界一と言われる温泉旅館へ来ていた。
アキノリ「めっちゃ大きい!」
ナツメ「景色も良いから、もう最高じゃん!」
トウマ「2人の言う通りだね。想像してた何倍も綺麗な旅館だ」
旅館の外見だけで、既に盛り上がってる様子の三人を見ていたエンマ大王は頬を緩ませた。
エンマ「(連れて来た甲斐があるな)」
そう思っていると、旅館の女将が出迎える。
女将「あらあら、大王様が人間のお客様達を連れて来るなんてねぇ」
柔和に笑いかける女将は、綺麗な姿勢でお辞儀をしてナツメ達に向かう。
エンマ「急で悪い。部屋の方は大丈夫か?」
女将「はい、大丈夫ですとも。私はこの後、用があるので若女将に案内を任せますね」
女将に呼ばれて出て来たのは、とても美しく可憐な娘だった。
A「初めまして。私は、この旅館で働くAと申します」
玲瓏たるその声と美しい容姿に、ナツメ達は思わず顔を赤くさせる。
A「可愛らしいお嬢さん達を連れて来ましたね。人間の子達ですか?」
エンマ「あぁ、そうだ」
なんて、二人が会話している様子を見ている三人は各々「美男美女のオーラが凄い」と思っていた。
A「それでは、お部屋のご案内を致しますので此方に」
丁寧な口調で、旅館の中へと案内をしていく。
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作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時