【13】♡据え膳食わぬは男の恥。 ページ15
『エンマside』
“デートがしたい”、“それだけで嬉しい”、なんて言われた俺の心情はAの可愛さと愛おしさで溢れ返っていた。
エンマ「(此奴、可愛過ぎんだろ....)嬉しいって思ってくれてるなら、良かった」
可愛さで悶えてる心情を隠したまま、そう言う俺にAが問い掛ける。
A「エンマは私に何をさせたいの?」
言い方が少し引っ掛かることは、言わないでおく。
エンマ「そうだな.....強いて言うなら、今すぐにお前を抱きたい」
冗談のつもりで言ったが、真に受けてしまったAは着物の帯を解いて脱ぎ始めた。
エンマ「(...!)本当に良いのか?冗談のつもりで言ったんだが....」
断られると思っていた俺が唖然としていると、頬に手を添えられてキスをされる。
A「全然良いよ。エンマだって勝ったんだから、私も言う事を聞いてあげたいの」
そう言って、妖艶に微笑んだ彼女は俺の身体に触れてきた。このまま、理性なんて全部忘れて抱き潰したい気持ちを抑えるのに必死だった。
エンマ「(据え膳食わぬは男の恥って言うよな....?)」
俺はAの手首を掴んで、ベッドに押し倒す。
エンマ「あまり俺を煽るなよ」
細い腰を抱いて、俺とAは重ねるだけのキスを繰り返していた。
A「んっ...ふ....////」
徐々に深い方へと変えていき、舌を入れた俺は思う存分に彼女のと絡め合わせる。
そのまま続けていると、胸板を力無く叩かれて唇を離す。
エンマ「どうした?」
A「な、長いし.....激し過ぎるッ////」
“少し休ませて”と言うAは、上目遣いで俺を見ていて微かに生理的な涙を浮かべていた。
その顔をされたら、もっと泣かせてやりたいと思ってしまう。
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作者名:カナミ | 作成日時:2023年11月17日 1時