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「あっ!こっちこっち〜!」
悠くんとトウマくんをそれぞれの家に送ってから店に向かい、入るとわちゃわちゃしてる二階堂さんと和泉さんと逢坂さんと紡ちゃんが。
「ごめんなさい、遅くなりました」
「全然待ってないって〜!あ、生?御堂もいける?」
「ああ、そうしよう」
手際のいい和泉さんにとても関心しながら、隣に座っている紡ちゃんに話しかける。今日も可愛い。
「紡ちゃんお仕事お疲れ様。またマネージャー会しようね」
「はい!万理さんは嫌がってましたけど」
「ええ!何で!!無理やり連れてくし!」
「なにマネージャー会って。お兄さんも混ぜてよ」
「二階堂さん。Aさんは案外口の悪い方なので酷い目にあいますよ」
「ちょ、何言ってんの棗くんやめてよ」
そうみんなでわちゃわちゃしてると一人私の目の前でガッチガチな人、逢坂さんが。「あ、あの逢坂さん。今夜は私に会いたいって…」と言うとピンっと背筋を伸ばして、大和さんの飲んでいたビールをグイッと仰いだ。
「じ、実は!Aさんのファンになってしまって…」
「いやいやいやそんな…私こそファンですよ」
「ええっ、そんな…!恐れ多い…」
「壮五、固くなりすぎだって!ほら、いつもみたいに落ち着けよ」
「そうですよ。私なんかに緊張することないです。今夜も、私と逢坂さんのために開かれたものでしょう?」
「うわ、Aちゃん。それ絶対御堂の移ってる…」
「え…」
「Aも中々言うようになったじゃねえか」
「はあ…もう」
「Aさん超かっこいいです…」
「え」
またキラキラと壮五さんから前のリハーサルの日のような目を向けられ、その眩しさに目を細める。すると隣にいる棗くんからジトっと見られる。
「な、なんですか」
「Aさんったら、私の分は頼んでくれないんですか?私のこと何でも把握しているでしょう?」
「棗マウント取んなよ〜」
「え〜、棗くんの好きな食べ物なんて知らないよ〜…あ、タコ食べる?」
「いりません」
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作者名:ミズキ | 作成日時:2020年1月18日 19時