元花柱の女の子

37話 ページ41

あれから数日が経ち、交流会まであと１日となった。



釘「悔しいけど、やっぱりあいつ強すぎ…」



真「もう特級レベルだと思うがな。」




まだ、まだだ…



もっと強く、もっと強くならないと…





パ(五「A訓練とかは集中したりすると自分の限界まで追い込んじゃうから、みんなで止めたげてね」)




パ「(俺たちが止めないとなぁ…)おーい、やりすぎると明日にひびくぞ〜」




狗「しゃけしゃけ！」



「あっ…すみません、」



真(まあ、先輩の言うことはちゃんと聞くのな…)



パンダ先輩と狗巻先輩に止められたがまだ、物足りないと感じる私。





真「なんだ？物足りねーのか？」



やば、顔出てた…？




「え、あいや、違います」



真「でも本音は？」



「もっとしたいです。」




動いてないと落ち着かない…


少しでも、少しでも強くなりたいっ…





パ「そーいや、Aの呪具で戦っているのまだ見てねーな」




パンダ先輩の言う通り私は訓練に参加したが素手か、木刀ぐらいしか使ってない。




日輪刀は戦場か、自分の鍛錬にしか使わなかった。折ったら大変だし…(※折った事ないです)






真「じゃあ、最後にお前の呪具の実力見せてみろ」



「っ！…はい」




腰にかけてた日輪刀を手にし、構える。




・

ＮＯside




伏「先輩、花宮の技見たこと無かったんですか？」


真「あぁ？悪いかよ」


パ「見た事ないわ」


狗「しゃけ」


釘「あいつの技威力凄いわよ」





「一応全部の技出します。




花の呼吸 壱ノ型 紅炎華

弐ノ型 御影梅

参ノ型 花の龍舞

肆ノ型 紅花衣」





真「…すげぇ」


パ「動きがなめらかというか、」


狗「イクラ、高菜…」




「伍ノ型 徒の芍薬

陸ノ型 渦桃

漆ノ型 花朧

捌ノ型 恋の花・乱」






伏「相変わらずの威力だな、無駄だな動きがない」


釘「私さ、あいつの事大嫌いだった。」


伏「…？」






「玖ノ型 風花乱舞」





釘「けど、少し同じ時間を過ごすだけで全然違った。

あいつの事知ろうとしなかった自分がムカつく」







「拾ノ型 蕾」






釘「いつか、心を開いてくれた時“仲良くしたい”。」


伏「っ！…そうだな」






5人が見つめるのは、


まだ誰にも知らないことだらけ、自分の話を一切しないAだ。









そして交流会の日が来た。







そして、動かなかった歯車が動き出していく。

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