元花柱の女の子

32話 ページ35

禪「やめ！」


「…あーあ、負けちゃった」




結果は先生の勝ちだった。




五「やるねぇ〜。さすがに僕も疲れたよ。」


パ「やるじゃんかA、悟をここまで追い込むなんてな」


狗「ツナツナ！」







「………約束は守ります。」



五「そーだね。よろしく頼むよ」



5人「？？」



伏「なんのことですか？」



「…交流会までの練習に参加するか賭けてた。私が負けたから練習に参加する。」



禪「でもなんで今更なんでだよ。こっちが誘っても何度も断ったくせによ」



五「それはこの僕が説得したからね〜！感謝してね！」




全-五「………」




「…あの、説得された覚えはないです。」





なんか凄い場違いな発言をした気がする…でも説得された覚えはない。私の発言に、残りの5人がグインと勢いよく振り向いた。

…え、そんな首がもげるような振り向き方する？普通、





「…今の自分の実力が知りたかった、だから先生の勝負乗ったって話です。先生も自信満々にデマを流すの辞めてください。」



五「まっ、そういう事。じゃあ僕これで失礼するね〜」




そう言って先生はこれから京都の学長の所へ行くと言ってこの場を去った。




「…別に訓練に参加してもいいんですが、散々断り続けていたんです。罰でもなんでも受けますよ。」




パ(Aが訓練に参加すれば、その中ではダントツの強さを持つ。しかも交流会まではあと1週間、これはいけるな)




禪(時間はまだある。恵と野薔薇を扱いてもらうか)




狗(ここまでくるのに時間がかかりすぎたなぁ〜。でも楽しくなりそう♪)








最近、よく思う。



私は何がしたいんだろうって。



関わっちゃいけない人たちと関わって、何が楽しいの？




自分の心の中で苦しめる感情がよく分からない。





禪「とりあえず、1年全員自販機行ってジュース買ってこい。」



「…私だけじゃないんですか？」



禪「ああ？んなもん関係ねーよ元々2人に行かせるつもりだったけどお前が増えただけの話だ。」





伏(面倒くさ…)


釘「………」




・


パ「大丈夫か？」


禪「3歳児じゃねーんだお使いぐらい出来んだろ」


パ「いや、そうじゃなくて……」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




釘「自販機もうちょい増やしてくんないかしら」



伏「無理だろ、入れる業者も限られてんだ」



「…」





うぅー…気まずい、




「…？？誰あなた達。」

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