30話 ページ33
五「あ、いたいた。A〜」
「………」
五「?おーい」
「………」
五「相変わらず僕だけ無視は悲しいかな!?」
めんどくさい人来た…。
「……………何の用ですか?」
五「あからさま嫌な顔しないでよ」
だってこの人の言うことなんて絶対ろくでもないことに決まってる
五「任務でお疲れのところ悪いけどさ!明日の昼からでもいいから皆と訓練しておいでよ。任務は僕がやっておくからさ」
「…結構です。皆の為に時間を割くぐらいなら1人で鍛錬します。先輩か、伏黒さん達に聞いたから今ここに来たんですよね?」
五「まーそうなんだけどね。真希たちと一緒にしたらまた違うよ?それとAの訓練は1人でするには限界があるでしょ?
真希なら呪具使いだからきっといい練習になるよ」
「遠慮させていただきます。」
五「ん〜…じゃあ僕と勝負する?」
「……はい?」
先生と勝負って…
五「呪術界最強の僕に勝ったら訓練は皆と一緒にしなくていい。それだけの力があるからね。けど、僕に負けたら訓練に出ること。」
「…」
勝つ自信はない。
前の任務、五条先生の強さはあの時見ただけで充分分かったから。
・
五「今日の任務は特級ね!僕が祓うからしっかり見ておくこと!」
その時は特級、1級の私たちが一緒になることはあるの?と思ってたけど
その任務は先生がいじくって一緒にしたらしい。
私に呪力、術式を教えるために。
私はバリバリの近接タイプ、術式とかは正直に言えばどうでもよかった。
それに私は勘違いをしていた。
術式を持つ人は近接が苦手、弱いと思っていた。
だけどそれは違った。
「……強い」
先生は特級相手に近接でボコボコにした後、術式で呪霊を祓った。
五「本来なら、術式はあんまり使わないけどね。」
「どうして私に見せたんですか?私にはなんの関係もないはずです。近接は参考になりましたが、」
しばらく考えた先生は口を開く。
五「関係はあるよ。Aにも少なからず呪力はあるそれをどう利用してどう強くなるか、それは自分で考えなければならない。焦らなくても、初めて会ったのときよりAは確実に強くなってる」
・
あの時の答えはまだ分からない。
「…その勝負、引き受けます。」
勝てないのは分かっている、今の自分がどれだけ通用するのか。
ただそれが知りたい。
671人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モチモチ(プロフ) - わっぱみがきさん» え!それは良かったです!!好きな作品同士のお話私案外好きなのでおすすめですよ😚 (11月18日 20時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき - 夢主以外で鬼滅キャラ出てくるの見るの結構躊躇っちゃったけど勇気だして見たら最高すぎてとんだ(?)作者さんがかく作品だからなんだろうけど普通にハマりました!これで読めるジャンル増えました!神!! (11月1日 10時) (レス) @page50 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 奏さん» うわーぁぁん!!10回も読んでくださってるなんて恐縮でしかありません😭 ありがとうございますっ!!! 私は新たに推しが増えてしまい困ってます() (2022年9月24日 20時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - もうかれこれ10回くらいこの話全話読んでます(笑)感動もするし何より飽きない!この話作ったのすごすぎません?笑 推し→鬼滅の刃は胡蝶三姉妹、無一郎 ハイキューは月島 呪術廻戦は伏黒、真希さん 東リべ マイキー、ドラケン、千冬、場地さん、三ツ谷です! (2022年9月24日 16時) (レス) @page1 id: 5ace0f76be (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - シンアさん» はじめましてっ!素晴らしいと言ってもらえてすごく嬉しいです!!😭 推ししか勝たんですよ!笑 よかったら、今東リベの作品で、シンアさんの推しである蘭ちゃん書いているのでよかったら見ていってくださいねっ! (2022年2月6日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モチモチ x他1人 | 作成日時:2021年5月30日 15時