元花柱の女の子

28話 ページ31

伊「今日の任務は1級呪霊を祓う事です。同等級ですが油断は禁物、焦らず確実に祓えば任務遂行です。」



前回ヘマをしたから今度こそは油断しない。



ちなみに今は夜中。

涼しい風が吹く中、私は建物の中へ入っていった






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「…いた。」



前回の呪霊よりは小さい。




「花の呼吸 捌ノ型 恋の花・乱」



ｻﾞﾝｯ!!


呪「ｼﾆタクナァィ!!」


「…っ危な」


私が攻撃をすると急に暴れ出した。



腕が6本あり、全部動き回ってるから攻撃しようにもやりにくい。でも攻撃を続ける他に方法はない。




「花の呼吸 陸ノ型 渦桃 弐ノ型 御影梅 伍ノ型 徒の芍薬」




呪「ｼﾆタク…ﾅｲ…」



そう言い残し、呪霊は消えていった。





祓えたのはいいが私はまだまだ弱い…


鍛錬して、もっと…ちゃんと強くならないと…






？「久しぶりだなA。」



「！！……は、」




声のする方に耳を向け構え直すとそこに居たのは



「猗窩…座？」


猗「覚えていたか！やはりまた強くなっていたな！」









理解できない、なんでまた鬼になっているの？



猗「……理解できないという顔をしてるな。
確かに前世、あの方はお前ら鬼殺隊に敗れた。

だが、また復活した！今度は呪霊と手を組むのだ！


だからA！お前も鬼になれ！！お前には才能があり、今よりももっと強くなれる！！」




「…」



強くなりたい。でも鬼になれば今よりもたくさん失うものがある。



それだけは絶対に嫌だ…



「鬼の力を借りて強くなんてなりたくない。私は自分の力で強くなる…」



猗「ふははっ！←笑い方…

あの時も同じ答えだったな！だが、鬼になれば永遠と生きてられる！死ぬこともない！何より見れば分かる！お前は鬼になれば上弦の強さを超える！！」



「……花の呼吸 壱ノ型 紅炎華 弐ノ型 御影梅 参ノ型 花の龍舞」



猗「術式展開 破壊殺・空式」



「花の呼吸 肆ノ型 紅花衣 伍ノ型 徒の芍薬 陸ノ型 渦桃」



(夜明けまであと少し時間がある。1人で戦うのは少し厳しい。でも前世よりは確実に強くなっているのはわかる。自分の防御だけに専念すれば持ち堪えれる。体力には自信があるから…)



それからも猗窩座の攻撃をひたすら技を出して自分の身を守った。


猗「なるほど、1人では勝てないということを分かっているから俺の技を自分の技とぶつけ合い自分を守っているのか！

いい判断だA！！」

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