元花柱の女の子

27話 ページ30

「嫌です。」




パ「そこをなんとか！」




「嫌なものは嫌です。関わりたくありません。」




ただいま、パンダ先輩に土下座される勢いで頼み込まれています。





パ「交流会で他の1年の体術のレベルをあげて欲しい！」



との事。




私は別に皆と関わりたいとは思わない。




「見る暇があったら鍛錬して、もっと強くなってます。」




と断り続けていても、諦めない先輩。




それにイラッときた私。





「先輩………これから話し掛けても無反応、とことん無視されるのと、今ここで諦めるのどちらがいいですか？」




自分でも甘いと思ってる。



でも無視は自分でもかなりキツく、しんどかった。



だから最低限の応答は最近し始めた。



だんだん性悪くなってきている気がしている。
でもそれでいいんだけど、本当の自分が見失いそうで怖い。





パ「…諦めます。」



「…私これから任務なので。では」




今日もまた、嘘をつく私。








パンダside



野薔薇、恵も交流会に参加するということで、まずは1から鍛え直さないといけない。



だが近接は全くできてなくてAなら1級術師だから参考になると思ったのだが…





ダメもとでお願いに行くと案の定断られた。




しまいには「先輩…これからとことん無視されるのと今ここで諦めるのどちらがいいですか？」



と物凄い怒りを含んで言われた。




そりゃあ、もちろん無視されるのはキツい。



やっと話してもらっているからなぁ……




だから……



パ「…諦めます」



と言ってしまって。





その後Aは任務へ向かった。




繁忙期だからといって呪霊がピタりと居なくなるわけではない。大変だなぁーと思いつつ、真希になんて言えばいいのか頭を悩ます俺だった。


















パ「断られた。」




真「出直してこい」




パ「えぇ〜……」




狗「昆布〜」





ジャン負けって、凄く辛い。

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