第1-8章 ページ10
〈貴方side〉
その帰り道で突然頭の中に声が聞こえてきた…
？「【君達に渡したいものがあるから来てもらえないかな？】」
貴「！？【…どこに居るんですか？】」
なんとなく信じても大丈夫だと感じたから会うことにした…もちろん…お兄ちゃんやボーダーの人達には内緒で…
？「はじめまして…私は君達の両親に助けてもらったものだ…玄界(ミデン)に行ったら君達に渡すように言われてね」
貴「？みでん？」
？「いや、失礼…」
貴「そういえば…名前はなんていうんですか？」
旅「そうだな…僕は近界(ネイバーフッド)をずっと旅をしていたから『旅人』と名乗っておくよ」
私は聞いたことのない単語？はよく分からないけど私達に渡すものがあると言っていたから会ってみたけど…少しだけ疑いを持った
旅「これだよ、君達に渡したいのは…」
貴「…これは？」
旅「"ブラックトリガー"と言われるものだね…それと、これは君達の"両親"だよ」
貴「！？」
その言葉に私は驚きを隠せずにどういうことかと問い詰めた…教えられた内容に私はどうしようなくなった…ただ今は愚兄でも兄に会いたいと思った…私は旅人さんにお礼を言って家に帰った…
〈貴方side終了〉
家に帰ると何故か兄が仁王立ちをして玄関の前に立っていた…
貴「…お兄ちゃん…家の前でどうしたの？」
と少し呆れたように言うと凄い剣幕で私に近づいていた…それをちょっとだけ怖いと思った
慶「…今までどこ行ってたんだよ」
貴「えっと？」(^_^;)
慶「『迅』にお前の居場所を聞いたけど、まだ会ったことがないから分からないって…先に帰ってきてるはずのお前が居なくてどれほど心配したか！」
少し怖かったけど…心配してくれているのだと分かると私はホッとした…それからどこに行っていたのかを正直に話した…両親の事だけは話せなかったけど…お兄ちゃんは少し不審がってたけど…
慶「親父達の知り合い？」
貴「う、うん…えっと…確か…ミデン？に行ったら私達に渡すように言われたものがあるからそれを届けに来たって…」
私から玄界(ミデン)の名前が出てお兄ちゃんは少し驚いたと言った…『どこで聞いたのか』と
次へ→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪原きらら | 作成日時：2022年10月27日 16時
