兄と真逆な妹 (ページ3)

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第1-1章ページ3

私は仕方ないかと、動き出した…というのも今日は休日だ…家でゴロゴロ過ごすのがルーティーンの私が着替えて家を出た…今この家には私とお兄ちゃんしか住んでいない…正確には両親は仕事の関係で海外にいるためだ…そんなことはない今は置いておいて準備を急いだ

『行く』と決めてからは早かった…すぐに着替えてお兄ちゃんの『忘れ物』を持って家を出た…私は忘れ物を届けたらすぐに帰るつもりで足早に侵入禁止区域の前まで来ていた

貴「侵入禁止区域は入りたくないけど…入らないとボーダーの本部に行けないし…どうしようか…」( ･ั﹏･ั)

と侵入禁止区域の前で悩んでいたら警報がなり、アナウンスが流れた

ｳﾞｰｳﾞｰ《ゲート発生、ゲート発生、付近の住民は避難して下さい》

貴「えっ！？」

私は逃げることが出来ずにその場に立ち尽くしていた…するとゲート中からネイバーが出てきてギョロとした目のようなもので私を捉えたように見えた…

貴「っ……」

気が付くとネイバーの鎌のような腕が私に振り下ろされそうになっていた…私は目をギュと閉じるしかなかった…しかし予想された衝撃が来ず恐る恐る目を開けた

貴「？」

目を開けた先にはネイバーを倒したであろう人たちが立っていた

？「大丈夫か？」

貴「えっと…」

？「…どうしてこんな所にいた…アナウンスが流れていただろう」

貴「えっ…とお、お兄ちゃんに忘れ物を届けようとして…それで…」

私は恐怖のあまり上手く話せなくなった…人見知りすることはないけど今この場では上手く言葉を紡げなくて…やるせない気持ちになりかけた時…二人の後ろから誰かがよって来た…その人物に私は驚いた

？「どうしたんだ？陽介、三輪」

貴「えっ？奈良坂…君？」

奈「！？莉那どうしてこんな所に居るんだ！？」

三輪？「？…奈良坂の知り合いか？」

奈「あ、あぁ」

と奈良坂君は簡潔に答えた、陽介？と呼ばれた人はこっちをじっと見出して私は居た堪れなくなって奈良坂君の後ろに隠れてしまった…そしたら今度は奈良坂君の隣りに居た眼鏡をかけた少年？が私に声を掛けてきた

？「莉那先輩じゃないですか！？」

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