第2-5章 ページ18
鬼「奪うも何もこれは…ブラックトリガーで、貴重な物なんだ！だから…」
貴「だから何？私には関係ない…それは私達の”両親”で大切な遺品…なのに今日初めてあったような人に取られるの？…私を独りにするの？」
〈迅side〉
そう言った莉那の目は絶望したかのように光を失っていた…心配になって莉那ちゃんの方を見た…そしたら…自分で手首を切ったり、首を吊るような未来が視えた…『これはまずい！』と俺は思って太刀川さんに内線を繫いだ
迅「！？【太刀川さん、鬼怒田さんに耳打ちして、それ奪ったら莉那ちゃんの未来が危なくなるって！最悪の場合…ﾀﾋぬって！】」
慶「【！？わかった！】鬼怒田さん、ちょっといいすか？」
と太刀川さんが鬼怒田さんに耳打ちしてくれた…内容を聞いた鬼怒田さんは顔を青くしていた…無理もない、自分がそれをすることで目の前にいる少女の未来が決まるようなものだと言っているようなものだったからな…莉那ちゃんの未来が関わってくるとわかってからしまおうとしていたブラックトリガーを莉那ちゃんの前に置いた…
鬼「お前さんが持っていたブラックトリガーは、お前さんに返そう…その代わり、ボーダーに入れ」
根「よろしいんですか！？鬼怒田開発室長！城戸司令の許可もなく！」
城「…入れるかどうかはとりあえず、トリオンを測ってからだ、鬼怒田開発室長」
鬼「はい、こっちに来い、トリオンを測るぞ」
ブラックトリガーが自分の元に戻ってきて安堵した表情を莉那ちゃんは出していた…太刀川さんも驚いてたし滅多に出さない表情なのかもと思った
〈迅side終了〉
鬼怒田さんに連れられてトリオンの計測をしに行った…勿論お兄ちゃんも道連れで…鬼怒田さんにトリオンを測ってもらった結果は…42だと言っていた…多いのか少ないのか私には分からなかったが、数値を見た鬼怒田さんとお兄ちゃんは驚いた表情をしていた
貴「お兄ちゃん、私のトリオン量って多いの？それとも少ないの？」
とお兄ちゃんに聞いたら…
鬼「すごく多いぞ！」
と兄じゃなくて鬼怒田さんが答えた…鬼怒田さん曰く平均では4で6〜8で多いとのこと…
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作者名：雪原きらら | 作成日時：2022年10月27日 16時
