第2-10章 ページ23
遊「相変わらず人気だな、嵐山」
嵐「さて、これからオリエンテーションを始めるがまずはポジションごとに別れてもらう、アタッカーとガンナーを志望するものはここに残り、スナイパーを志望するものはウチの佐鳥について訓練場に移動してくれ」
修「一人で大丈夫か？千佳」
千「うん、美冬先輩もいるし平気、じゃあ！」
貴「美冬も大丈夫？」
美「うん、千佳ちゃんも居るから大丈夫！」
佐「ハイハイ〜スナイパー組はこっちだよ〜」
嵐「改めて、アタッカー組とガンナー組を担当する嵐山隊の嵐山准だ、まずは入隊おめでとう！」
と言ってチラッと修君達の方を見た、それに会釈で修君達も答えた
嵐「忍田本部長もさっき言っていたが、君達は訓練生だB級に昇格して正隊員にならなければ防衛任務にはつけない、じゃあどうすれば正隊員になれるのか最初にそれを説明する、各自自分の左手の甲を見てくれ」
遊＆海「1000？」
その言葉に修君と私は頷いた
嵐「君達がいま起動させているトリガーホルダーには各自が選んだ戦闘用トリガーが一つだけ入っている、左手の数字は君達がそのトリガーをどれだけ使いこなしているか示す数字だ、その数字を4000まで上げること、それがB級昇格の条件だ、ほとんどの人間は1000ポイントからのスタートだが、仮入隊の間に高い素質を認められた者はポイントが上乗せされてスタートする、当然その分即戦力としての期待がかかっている、そのつもりで励んでくれ」
遊「あぁ、だからなんか偉そうだったのか」
嵐「ポイントを上げる方法は二つある、週2回の合同訓練でいい結果を残すか、ランク戦でポイントを奪い合うか、まずは訓練の方から体験してもらう、ついてきてくれ」
木「三雲君とA先輩」
修「木虎」
貴「あっ！きっとらちゃ〜ん」ｶﾞﾊﾞｯ
木「なんで貴方がここにいるの？B級になったんでしょ」
修「転属の手続きと空閑の付き添いだよ」
遊「おっ！木虎、久しぶり！俺ボーダーに入ったからよろしくな！」
木「(コイツが迅さんが言うネイバーだったなんて…でも、言われてみれば確かに…そういう雰囲気はあったかも)」
遊「俺、なるべく早くB級に上がりたいんだけどさぁ、なんかいい方法ある？」
木「簡単よ、訓練で全部満点を取ってランク戦で勝ち続ければいいわ」
遊「なるほど、分かりやすくていいな」
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作者名：雪原きらら | 作成日時：2022年7月27日 22時
