第1-9章 ページ11
迅さんの対象能力を攻撃の密度で上回るんだ、当真さん、アンタも少しは撃ったらどうだ」
当「うぅん？外れる玉なんか撃てるかよ、スナイパーとしてもプライドが許さねぇ、交わされるのは仕方ない？そんなだからいつまで立ってもナンバー2なんだよお前は」
奈「っ！？」
当「そんな訳で俺は三輪達の方に行くぜ、迅さん達はお前らに任せた」
奈「なんだと！？」
太「いや、それで良い、奈良坂…確かに当真はその方が生きる駒だ、でもお前らまで居なくなられたら困るぞ」
奈「はい…」
当「戦場は拡散気味…迅さんに乗せられている感じがウザいな」
貴「(！？視線が一つなくなった…ってことは…)『迅さん、一人移動したみたい…追いかける？』」
迅「『方向は？』」
貴「『嵐山さん達の方』」
迅「『それじゃあ、嵐山達に任せよう』」
貴「『了解！』バイパー」
迅さんと菊地原が動いて、迅さんが菊地原がの肩辺りを斬った…それと同時に迅さんは後退しその隙にバイパーで周りにいる人に軽く当たるように援護する
太「後ろの奴が邪魔だな…迅の動きに合わせてこっちを狙ってる感じが」
菊「どんどん下がりますね…ブラックトリガーの癖に」
風「包囲されないためには当然の行為だろ、土質するなよ浮いた駒は喰われるぞ」
歌「でも、どうします？このままじゃ警戒区域外まで行くんじゃ」
太「いや、それはない、迅は市民を危険に晒さない…しかし、確かに消極的すぎるな、何を考えてる迅」
貴「『迅さん、そろそろ気づかれそうだけど…いいの？』」
迅「『気づかれたらプランBに変更ってことで、援護よろしくね』」
貴「『了解！』」
太「どうした、迅、なんで風刃を使わない？何を企んでる」
迅「」ﾆｯ
太「随分おとなしいな迅、昔の方がプレッシャーはあったぞ」
菊「まともに戦う気なんか無いんですよ、この人は単なる時間稼ぎ、今頃きっと玉狛の連中がネイバーを逃してるんだ」
風「いいや、迅は予知を使って守りに徹しながら、こちらのトリオンを確実に削ってる…コイツの狙いは俺達をトリオン切れで撤退させる事だ」
菊/歌「っ！？」
迅「アっララ〜」
太「なるほど、あくまで俺達を帰らせる気か、撃破より撤退させた方が本部との摩擦が少なくて済む」
風「戦闘中に後始末の心配とは大した余裕だな」
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作者名：雪原きらら | 作成日時：2022年7月27日 22時
